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十代の頃のことは恥ずかしすぎて思い出したくない ー塩素臭い汗が洗い流した青春コンプレックスー 2

十代の頃のことは恥ずかしすぎて思い出したくない、考えたくもない。ついうっかり何かの拍子に記憶がよみがえると悶え苦しんで頭を抱えてうずくまってしまう。当時のことは全体的に黒くて苦しくて死にそうな気分でおおわれていた。

なんで高校生の僕は登下校時や授業中も一日中サンダルで過ごしていたんだろうか。それで、既存の秩序に自分からはまっていくのは間違ってると世間やら社会やら大人やらに反抗しているつもりだったのだろうか?とにかくなんだったとしても恥ずかし過ぎる。

十代だった当時、例えば自転車の後ろに女子をのせて二人乗りとかやってみたかった。初夏の下校時に、女子からハイって飲みかけのサイダーを渡されて飲んでみたかった。それを実現させるために、当時の僕は何か行動をおこしたか?自分にはできないと思い込んで結局何もしてねえだろ。と自動的に思考が回り始めて考え始めて死にそうな気分に陥る。

若い時のできねえ、ちくしょーという鬱屈した思いはずっとどこかに残ったままで、ふとした瞬間にそれがよみがえってくる。その感情をなかったことにしようと無理やり心の奥底に押し込み、見ないようにするために目の前の仕事に打ち込む。そうやってこれまで日々をやり過ごしてきた。

それが同僚の彼女の青春がどーのこーのという話で、抑えこんでいた自分のダメダメだった過去を思い出しそうになった。それで冷静にしていられなくなり、自分を振り返らないようにするためについ正論で責めだした。

何かの拍子に特にそうしたかったわけでもないのについ人にきつくあたって嫌われて失敗するというパターンを僕はちょくちょく繰り返していた。このままだと、またいつか意図せず人に妙なことを言ってしまい、私からまた人が離れていくことになってしまう。

どうしたらいいんだろうと考えても答えは出てこない。その後僕はますます人と接するのが怖くなっていき、会話が減っていった。そうなるとますます人生がうまく行かない。

しかし、それが思っても見なかったことで、状況が大きく変わることになった。

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人が生涯に渡って記録し続けている心の映像。人の不合理さは、痛みと無意識を含む心の映像によって引き起こされ、それを消去することで本来の持っていた能力を取り戻せることが発見された。
書籍 ダイアネティックス https://taku.base.ec/items/6808096
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