チャンピオンチームに共通する7C

チャンピオンチームを作っていきたいと思ってもどのようにして作っていけばいいのかとなるとなかなか難しいものです。
ここでは、チャンピオンチームに共通している特徴の7つのCをご紹介します。


1、共通目標(Common Goal:C1)-最終到達点を共有できる-

どのチームも大会等で優勝することを目標としており、この一貫された目標から達成に向け小さな目標が作られます。
チーム一丸となって取り組むことで「これが我々の進むべき方向であり、最終到達点である」という自覚がみなぎってきます。

2、コミットメント(Commitment:C2)-決意を持って取り組める-

共通目標を定めてチームが走り出していく際に、コーチと選手が真剣に全力でコミットしているかが一番大切になります。優勝したいと言うことは簡単ですが、そのためにどれだけ時間を費やし本気で取り組むことができるのか、イレギュラーなことが起きた際にも目標にコミットできるかが、チャンピオンチームと平凡なチームの大きな分かれ目です。
チャンピオンチームはコミットすることは当然のこととして受け入れる心構えを持っています。なぜなら、それは他人から命令されたからではなく、自分の意思を持って自らが決めたことだと分かっているからです。さらに、当事者意識・アカウンタビリティ(責任ある行動しようとする意識)も徹底されています。
また、一人の行動がチーム全体に波及するので、やるべきことは全員で責任を持って遂行しなければならないことを認識しています。

3、特別な役割(Complementary Roles:C3)-足りないところを誰かが補う-

チームの中にはそれぞれ役割があります。中には誰もやりたがらないような損な役割も存在します。
しかし、チャンピオンチームでは自ら進んで引き受け毅然と果たそうとする選手が必ずいます。
それらを含めた役割を個々が担うことでシナジー効果が生まれます。
また、特別な役割に対して過度な期待がかけられプレッシャーになってしまうことに注意が必要です。しかし、チャンピオンチームの選手は、自分たちのあらゆる成果には、すべての役割が重なり合っていることを理解しています。また、その成果は選手一人ひとりが個々の役割を自らの意思で受け入れた結果であることを分かっています。

4、明瞭なコミュニケーション(Clear Communication:C4)-透明性のある意思疎通ができる-

チャンピオンチームにはチーム全体に明瞭なコミュニケーションが保たれています。コーチと選手との間にはお互いに気兼ねなく話せるパイプができているので、コート内外に関わらずいつも気持ちが通じており、目標・戦術・勝利・チーム内の対立などについて曖昧さのない話し合いができます。

5、前向きな対立(Construcitve Conflict:C5)-建設的に対立を収束できる-

チャンピオンチームの選手はある種の対立は起こり得るものとしてわきまえているので、そのような事態に遭遇してもうまくコントロールできます。
実際にもめたとしても、さらなる団結や結束に繋がるように収束するので、決してチームの共通目標を見失うようなことはなりません。

6、選手の結束(Cohesion:C6)-お互いにリスペクトしながらまとめる-

チームがまとまっているというということは、選手が心からお互いに好感を持ち、付き合いをエンジョイし、お互いをリスペクトしている状態になります。

7、信頼されるコーチング(Credible Coaching:C7)-最後はコーチに委ねる-

チームには選手が絶対の信頼を寄せ、可能性を最大限に引き出す手腕と能力を備えたコーチが絶対に必要になります。

以上、7Cはチームの根幹をなす特徴であり、チームの成果を収めるうえでとても重要になります。
この特徴を持っていれば、チームの真価を発揮していきます。



参考資料:最強を目指すチームビルディングー潜在成長力を引き出すコーチの仕組みー

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