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「魔神英雄伝ワタル 35周年感謝祭」イベントレポート そにょ4

こんにちは&はじめまして、taku1(たく)と申します。
四回目のnote投稿です。

今回こそイベントレポート最終回です。
有言実行を心掛けつつ早速スタートです。

そにょ3はこちらから

さて、昼の部終了後に大発表となりました新たなる救世主伝説、『魔神創造伝ワタル』。
これによって会場はざわめきたっていましたが次の<夜の部>まで一旦退場。
時間は16時頃でしたがもう外は曇り空の中、ぽつぽつと雨のようなものが落ちてきている状況。
天気予報の通り、あの青空は何処かに行ってしまい、まるでざわめきたつワタクの心を読んでいたかのような雨雲と吹きすさぶ冷たい風。
「イベントをやるくらいだから<夜の部>の最後になにか重大発表があるんだろうなー」位に思っていたので、昼にこんなビックニュースが放たれたということは<夜の部>では内容に触れて頂けると思いつつ、これについては後程。

次の開演までまだに時間ある中で、歩けば知り合いにあたる感じだったから「おひさしリブ」な仲間内と顔を合わせながら話をしつつ他の建物の中に避難。
その頃、会場の外では『初代ワタル』と『ワタル2』のシリーズ構成を務められた小山高生さんを囲む集団が出来ていたようです。
ご子息で『ワタル七魂』の小説を執筆された小山眞さんと一緒に<昼の部>のみご来場されていたようですね。

17時の開場時間には雹が降り始めて、あっという間に雪のような雨のような霙になりました。
寒さに耐えられず早々に入場して軽く展示物を鑑賞。
プラモデルのところあったボードは新作アニメの発表と共に新たな龍神丸の新商品イラストに切り替わったようです。

バックのボードが新作アニメの龍神丸に変更
こちらもボードが変更されたけど被ってるよ、邪虎丸くん
昼の部が始まる前のボードはこちらでした
展示の中でもこのパーツが組み合わさる前を演出した龍神丸は称賛!

流石、メインスポンサー(のはずだよね?)は対応が早いです!
正直『超ワタル』放映時は魔神の玩具も途中までしか商品化されずにメーカー的にはコケた判定をされたんだろうなと思っていましたが、あれから25年以上も経てば当時の子供も立派な大人。
自分で稼いで財力を自由に使える身になっているからか、近年では『超ワタル』の商品化も多かったです。
更に『超ワタル』は中国で大ヒットしたらしいので、海外展開しているメーカーとしては世界規模で商売が出来るわけです。

当日から発売された35周年記念Step香水
サイン入りボードは1階席の左手側の入口付近とプラモデル展示の付近の2箇所に設置

2024年1月13日(土) 18:00~
第二部となる<夜の部>が開演。

次のお席は前から4列目で左寄りの席。
ご出演者の顔の表情まで伺えるこんな良い席、当選したご本人は相当無念だったと思います。
そのお気持に対してどこまで応えられるかわかりませんが、微力ながら出来る限りこの機会を活かしてレポート致します。
何度お伝えしてもお伝えし足りない、本当にありがとうございました!

<夜の部>も導入部分は基本同じです。
まずは今年の元旦に発生した能登半島地震で被災されました方々へのお見舞い文章が映し出されました。
一日も早い復旧と平穏な日々が戻られますよう、心より願っております。

日本赤十字社「令和6年能登半島地震災害義援金(石川県、富山県、新潟県、福井県)」

一転しまして、会場全体での「龍~神~丸~!」「おおぉ~!」のやり取りの後の「シャンゼリ~ゼ~!」は心の中で反芻して、龍神丸の開会宣言後にa・chi-a・chiによる「a・chi-a・chiアドベンチャー」を拝聴。
お声を聴いても身振りを見ていても<昼の部>よりも緊張が解けているのが伺えました。
はい、また感涙!

ご出演のキャストとアーティストが出そろってご挨拶を終えたのち、声優陣によるトークコーナー。
出だしからやはり話題は先程発表となった新作アニメ『魔神創造伝ワタル』について。
出演者の皆様はこぞって「やった!またワタルの新作で出れる!」とか言い出した時点で10分以内に回収されるフラグが立ったと冷静に考えている自分を、更にまた俯瞰して「本当に嫌な大人になったものだ」と自分のこと思う次第です。

この新作アニメについては語りだすと長くなるので割愛します。
小さくまとめられるかなと思って今書き出してみましたが、思った通りの長文になりますので別の機会に記事に致します。
今回はイベントレポート優先で行きます。

林原めぐみさんからの「チロリンゲン」発言について。
内容を言ってしまうと主にアジア料理に使われる大きなスプーン「蓮華(レンゲ)」の名前を間違えて教えられてて言い続けていたという話です。
正式名称は「散蓮華(チリレンゲ)」と言うそうで、スプーンの形が散った蓮(ハス)の花びらに酷似しているから名付けられたとの記載を見つけました。

「チロリンゲンくださーい!」

そして西村知道さんが収録後にいつも食べていた「豚キムチ」について。
1988年の時点で「豚キムチ」を食されていたなんて、シバちゃん最先端!
令和の今でこそ当たり前ですが私が知って食べるようになったのは2000年以降の気がします。
因みに皆さんがお昼をよく食べていたというこの中華料理店、まだ新宿で営業しております!

中華料理「石の家」

石の家の店舗入口
この看板が目印!

アフレコの収録スタジオが今の高島屋の付近にあったと伺ったことがあるのでこちらの店舗ですね。
是非皆さん、現生界にある数少ないワタルの聖地となりますので、足を運んでシバラク先生のモノマネをして「豚キムチ」を注文してみてくださいね!

西村知道さんがリピートしていた豚キムチ

伊倉さんの名場面紹介にて『初代ワタル』のワタルが龍神丸とお別れする場面のお話と、伊倉さんを元気づけるために田中真弓さんがコーネンキーズを立ち上げた時のお話。
配信画面ではお話になってる伊倉さんがメインで映っていらっしゃるので分かりにくかったかもしれませんがどちらのお話も途中から田中真弓さんがその時の事を思い出してか涙をぬぐわれていたのがとても印象的でした。
恥ずかしがり屋なのか、すぐにご自分でお笑いに持っていって茶化されてしまうんですけどね。
そんなところも田中真弓さん、大好きです!

声優トークコーナーの後半は声優陣のビデオレターコーナー。
<夜の部>のお一人目は『ワタル2』に登場した海火子役の高野麗さんで、お二人目が『超ワタル』に登場した聖樹役の伊藤健太郎さん。
<昼の部>に続いてこちらでも田中真弓さんの台本落書き事件の供述がありましたが、伊藤健太郎さんからの発言がとても新鮮で、やはり『超ワタル』の声優陣がワタルについて発言する機会が殆どなかった事を再認識致しました。

トドメのように最後に登場した、西村知道さんから発された真弓と一緒に温泉に入った疑惑
ご存知ない方、安心してください公式案件です!
こちらは1988年5月12に発売された「超魔神英雄伝ワタル 第4巻」のVHS(ビデオテープ)&LD(レーザーディスク)内に映像特典として収録されております。
イベント内でも触れておりましたが、れっきとした公式映像になります。
田中真弓さん、西村知道さん、三重野瞳さんのお三方がa・chi-a・chiのお二人に会いに老神温泉の旅館「牧水苑」(現在は閉館)に遊びに行くというもので撮影に使われた町中の各所が現生界のワタル聖地として存在しています。

温泉仙人がa・chi-a・chiを発掘した聖地、老神温泉「牧水苑」の外観
「牧水苑」の露天風呂、過去に許可を頂いて撮影したもの

特典映像では伊藤健太郎さんがおっしゃっていた「打ち上げ=修学旅行」に近しい事が行われており、その片鱗を伺う事ができます。
付け加えるとイベント内で度々話題になる「亀有ミカ」の誕生物語もこの『超ワタル』の各巻特典映像に収録されております。
2019年6月に『超ワタル』が完全限定予約生産でBlu-ray BOX化されましたが、その際には残念ながらこれらの特典映像が収録されなかった為(代わりにテロップ間違えまくりの新規特典映像が収録されていましたが・・・)、執筆時点ではVHSかLDを入手して再生する必要があります。
令和の今、それらのメディアを再生するのははかなり敷居高いですね。

声優陣が舞台下手にはけて、流れるように歌のコーナーへ。
『ワタル2』を担当された高橋由美子さんが「超激闘編」となった後期主題歌「Fight!」と「虹の彼方に」を、『超ワタル』を担当された三重野瞳さんも後期「POWER OF DREAM」と「がんばって」を歌唱披露されました。

舞台上の巨大スクリーンには当時のノンテロップ主題歌映像が流れており、フルサイズの生歌にテレビサイズの映像がタイミングよく映し出されておりました。
テレビサイズの場合、フルサイズの曲の途中からスタートするものもありますがぴったり合わせてくれていたことにも感激!
気づかない人は気づかないちょっとした部分なのに、タイミングを合わせるのは手間だろうに、こういうスタッフさんの気づかいや心配りって本当にうれしいですよね!
舞台スタッフの皆様、ありがとうございました!

続いてyo・bo-yo・boのお二人、田中真弓さんと伊倉一恵さんが『ワタル七魂-再開-』のイメージソング「Prism」を振付指導の上で歌唱。
生歌にのせて会場一体になってみんなで踊ったのなんて、冗談抜きで私は『サクラ大戦 歌謡ショウ』以来かもしれません!
昔は欠かさず行っておりましたとも。

とっても贅沢な山寺宏一さんと林原めぐみさんによるイベント協賛のスポンサー商品紹介コーナーの後、<昼の部>同様フォトセッションのコーナーですが、今回私は前から四列目に座っておりますのでしっかりとアピールさせて頂きましたよ。

とうとう<夜の部>もお開きも近づきご出演者全員からのご挨拶。
お一人お一人、もうこれが最後のご挨拶かと思いつつ噛みしめつつ、ここでも感涙!
田中真弓さんがおっしゃる「古いワタル」ですが、その「古いワタル」で育った私らには、もう人格形成どころかゲノムレベルで『魔神英雄伝ワタル』が体内に刻まれておりますので忘れるなんてありえませんて!

そして最後の最後の最後には、a・chi-a・chiのお二方を中心に、ご出演の方々と来場者(&配信視聴者)全員で歌う「Step」の大合唱!
歌詞も神歌過ぎるぞ、「Step」!!
私の人生を支え続けた名曲を生み出してくれて立花瞳さん、ありがとうございます!!!

会場全体で拍手喝采の中、幕が下りてイベントの終了を告げる場内アナウンスが流れました。
配信でも場内アナウンスが終わったところで配信終了となっておりましたが、私はレポートとして配信では絶対に伝わらなかったであろうとっても重要な出来事を書き残す必要があります!

会場内ではその拍手喝采はその後もずっと鳴りやまず、ずっとずっと鳴りやまず、幕が再度上がる気配もないのに鳴りやまず、スタッフの皆さんが困惑しているだろうと思いつつも鳴りやまず、あくまで私の体感でしかありませんが、それは3分近く鳴り響いていたのではないでしょうか。
はい、私も力の限り拍手を続けておりました。

アンコール狙いであればそれ特有の音頭があると思いますが、私達が続けていたのはガチ拍手喝采です。
もう一度出てきて欲しいなんてそんな贅沢言いませんとも。
時間も20時近くなので現場の撤収を考えれば、再登場する時間の余裕が無かったであろうことも察しています。

そこには、ただただこのイベント開催に対して「ありがとう」を伝えたく、この温かさに包まれた幸せ過ぎる空間に一秒でも長く留まりたく、感謝感激を何らかの形で放出しないと自分がおかしくなりそうで、結果とてつもなく長い拍手を起こしてしまった、というのが私個人の想いです。
この現象をお伝えして残せただけでもこのイベントレポートを書いた意味があったと自負できます。

今日までそれぞれワタルを愛し続けて一緒に会場(&配信)で盛り上がったワタクの皆さん、本当にありがとうございました!

拍手がゆっくりと収束されて消えゆく中、目の前の大きな幕を見上げながらゆっくりと立ち上がります。
立ち上がったことにより座っていた座席が自動で仕舞われて、もう自分はこの席に座る権利が無い事を認識させられます。
上着を羽織って荷物を手に取り、後ろ髪引かれる気持ちで歩き出しながら、流れる退場列の中に紛れて会場の外へと向かいます。
外はすっかり闇に覆われ、地面は雨や雪で濡れており、冷たい風が容赦なく吹きすさんでいました。
しかし、何故だか気持ちはとてもスッキリとしていて、なんとも不思議な感覚に包まれていました。
それは、手のひらに少々痛みを感じても腕が疲れるまでに叩き続けたあの長い長い拍手喝采を会場いっぱいに響かせることが出来たからだと思い返せます。
このイベント内のどの瞬間よりも会場が一つになったと感じることが出来た一番の瞬間でした。

最後までご覧頂きまして、はっきしいってありがとうございました!
またね。


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