行ってみたかった阿蘇に行った話⛰️
阿蘇。その名を聞くだけで、心が少しだけ踊る。最初に阿蘇を知ったのは、あるテレビ番組だった。「なんだここは!?」と、思わず声が漏れたのを覚えている。広がる草原に青い空、山が連なる雄大な景色。それはまるで異国の風景のようで、ここが本当に日本なのか信じられなかったほどだ。
そして今、移住のおかげでその阿蘇が手の届く距離にある。この旅は、ずっと夢見てきた阿蘇との出会いであり、私の中で静かに募り続けた憧れを叶える旅だった。
草千里と風の音
まず向かったのは「草千里」。この場所を知ったのは、NHKの『ドキュメント72時間』で草千里が特集された回を見たときだった。広大な草原に、馬や牛がのんびりと佇む光景。なんとも言えない穏やかな時間が流れているようで、いつか自分の目で見てみたいと思っていた場所だ。車を降り、足を踏み入れた瞬間、目の前に広がる緑の世界が私を迎えてくれた。風が草を撫でる音、山肌にぶつかり返ってくる響き、すべてがダイレクトに体に染み渡ってくる。
そして、草千里で出会った「緑べこ」なる置物。赤べこではなく、まさかの緑。小さな土産物屋で目が合った瞬間、「これしかない」と、思わず購入してしまった。今では新居に置いて、この旅の思い出をそっと運んでくれる存在だ。とても可愛いです。
最高の赤牛丼
昼食には、阿蘇名物の「赤牛丼」を。焼き上がったばかりの赤牛が程よいレアで、噛むたびに溢れる肉の旨味が最高に幸せだった。しっかりした牛肉のコクに、阿蘇の自然が凝縮されたような一杯。わざわざ食べに来る価値があると感じた味だった。
阿蘇駅のウソップ
阿蘇駅に着くと、まさかのワンピースキャラクター「ウソップ」が出迎えてくれた。阿蘇の自然を背景に堂々と佇む姿は、なんだか不思議と似合っている。どうやら熊本復興プロジェクトの一環で、県内各地にワンピースのキャラクター銅像が設置されているらしい。ウソップが阿蘇の風景に溶け込んでいる様子を見て、思わず心がほっこりと温かくなった。
ARASポップアップショップ
ARASがポップアップショップを出していると聞き、さっそく訪れてみることにしました。店内には、自然の素材感を活かした雑貨が並び、見ているだけでワクワクします。その中で特に目を引いたのが、杉皮を使ったお皿でした。以前からARASの小鉢は愛用していたのですが、今回は深皿が目に留まり、迷うことなくお持ち帰り。ナチュラルな風合いと柔らかな手触りが魅力で、どんな料理も素朴に引き立ててくれるこのお皿は、新居の食卓を彩るアイテムとしてこれからの生活に欠かせない存在になりそうです。
HOTOLIでの出会いと新居への期待
阿蘇旅の締めくくりに、インテリア雑貨を探しに「HOTOLI いえとくらしの道具」へも足を運びました。ここで見つけたのが、真鍮の一輪挿し。無駄のないデザインに惹かれ、家に飾ったときの光の反射が美しく、どんな花もシンプルに引き立ててくれそうです。帰り道では、どんな花を飾ろうか、想像を膨らませてワクワクが止まりませんでした。
阿蘇の旅を終えて思うのは、ただ「見る」だけではなく、五感すべてで「感じる」旅ができたということ。テレビで見ていたとき以上に、阿蘇の雄大な自然が心に深く染み渡り、日々の疲れやちょっとした悩みもどこかに消えていくような感覚がありました。また必ず戻ってきたい、そう思わせてくれる場所。それが私にとっての阿蘇です。
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