【悲報】管理職は罰ゲームだったw 管理職は死亡率が高く、業務量は平社員より多く、給料も下がっているという現実...
本日は、管理職がもはや罰ゲームと言えるような状況になっているというお話をしたいと思います。
最近、「罰ゲーム化する管理職」という本を読みました。タイトルを見て、これは読まなきゃと思って手に取ったんですが、面白かったですね。
この本では、管理職がいかにコスパが悪いか、いかに罰ゲームか、という点がデータを元に分析されていて、非常に興味深かったです。
今回はこの本の内容を元に、いかに管理職がコスパの悪い仕事かを解説しつつ、
・罰ゲーム化する管理職から、僕らはどうやって抜け出せばいいのか?
・管理職を避け、楽に、自由に人生を生きていく方法とは?
というテーマを詳しく解説していきたいと思います。
今現在日本企業にお勤めで、いずれは昇進をしなければならないとお考えの方にとっては非常に参考になる内容と思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
管理職の罰ゲーム化の実態
管理職の何がやばいのか、本に書かれていた内容を端的にまとめると、以下の4点が挙げられます。
日本では、管理職の方が一般職よりも死亡率が高い
管理職になると業務量が増える
管理職の給料は過去と比べて減少している
管理職になると転職が難しくなる
もうこれだけで、管理職はどんだけコスパ悪いんだよって話ですよね….
それでは、これらについて詳しく見ていきましょう。
1. 日本では、管理職の方が一般職よりも死亡率が高い
僕がこの本を読んで一番びっくりしたのが、管理職の死亡率です。管理職になった人は死ぬ可能性が高いというデータが示されていたのです。
面白いことに、これは日本特有の現象らしいんです。欧米では、管理職や専門職の死亡率はその他の職種よりも低いんです。
それは当然ですよね。管理職って一般的に偉くなるわけですから、偉い人がそんなに死のうとは思わないはずです。待遇もいいはずですからね。
しかし、日本では1990年代に男性管理職の死亡率が大きく上昇し、以降ずっと他の職種と逆転して、一貫して高い状態が続いているんです。
これはとんでもないことじゃないですか?出世したくないですよね。
だって、出世をしたら死ぬ確率が上がるわけですから。
言ってしまえば、出世は死に向かって突進しているとも言えるわけです。
では、なぜ管理職の死亡率が増えているのでしょうか?
大きく増えた管理職の死因が1つあったんです。それが、"自殺"です。
つまり、管理職になると自殺をする可能性が高くなるんです。これは1990年代後半から増えたそうです。
日本経済が本当に不況に陥って、デフレでどうしようもない時期から、働き盛りの管理職の自殺が増えてきたということですね。
実際、日本経済が悪いのは僕らのせいでも何でもなく、政府のもっと上の人たちが悪いんですけど、民間企業の管理職が責任を取れと言われるわけです。
「俺はダメだ、どうしようもない…」
って言って自殺に追い込まれてしまう。これ、完全に社会が悪いですよね。
日本社会が管理職を自殺に追いやっていると言っても過言ではないと思うんです。
2. 管理職になると業務量が増える
次に驚くべき点は、管理職になったら仕事が増えてしまうという点です。
管理職になって業務量が増えるって、本当に矛盾だと思うんですよね。実際、業務量の増加を感じている管理職は52.5%もいる、というデータがありました。
逆に、業務量の増加を感じていないと回答している管理職はわずか11%しかいないんです。
では、管理職のどの業務量が最も増えているかというと、特に負担が大きいのが部下のマネジメントです。
「部下のマネジメントに仕事の多くの時間を取られてしまう」と回答した人が大半でした。他にもトラブル対応や仕事のフォローアップなどがありますが、これらも部下のマネジメントに含まれると言えるでしょう。
この状況を生み出しているのが、プレイングマネージャーという概念です。
今の管理職は、部下のマネジメントをしなければいけないと同時に、自分の仕事もやらなければいけないんです。これが矛盾を生じさせていると思うんです。
管理職の仕事と言ったら、その名前の通り、「管理」が仕事じゃないですか。
本来であれば部下のマネジメントだけして、あとは部下の責任だけ取る。これだけやっておけばいいと思うんですけど、日本の管理職は部下のマネジメントだけでなく、自分の仕事すらもこなさなければいけないという状況になっているんです。
実際、僕がかつて働いていた職場でも、部下の監督もちゃんとやりつつ、自分の営業の仕事もやらなければいけない、自分の営業ノルマもあるという人たちが当たり前でした。
だから、マネージャークラスの人たちは自分の営業成績も上げなければいけないし、部下のマネジメントもしなければいけないというジレンマを抱えていました。
こんな状況では、どちらかがおろそかになるに決まっていますよね。
3. 管理職の給料は過去と比べて減少している
それでも、給料が上がればまだ耐えられるとは思うんですが、残念ながら、管理職の給料は上がっていないというデータもあります。
厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、1981年には部長の賃金は非役職者の2.2倍もあったそうです。つまり、部長になれば平社員の2倍以上の給料をもらえたという状況が1980年にはあったんですよね。
しかし、その状況が2022年には1.9倍になったんです。同様に、課長は1.8倍から1.6倍に、係長は1.5倍から1.3倍ほどになっています。要は、役職者の給料が魅力的でなくなってきたのです。
逆に考えれば、平社員の給料水準が上がっているとも考えることができます。実際、直近では若手社員の賃金が上昇する一方で、中堅社員の賃金が減少しているというデータもあります。
つまり、氷河期世代の管理職と、現在の若者の平社員の給料の差がどんどん縮まってきているんです。
だからこそ、なおさら平社員の方がコスパが良くなっているという状況があります。
ちなみに、残業が多かった月には、一般社員が管理職以上の給料をもらうことが会社によっては頻繁に起こっているそうです。
なぜかというと、管理職は残業代が出ないからです。
しかし、仕事量は平社員よりも多いから、平社員以上の残業をしなければいけない…
要は、管理職はサービス残業をしなければいけないんです。それが役職手当に追いついていないということなんですよね。
4. 管理職になると転職が難しくなる
さらに極めつけは、管理職になったらスキルが身につかないから転職しにくくなるというデメリットもあります。
日本企業は、縦型のヒエラルキー型(ピラミッド型)の組織が一般的です。
要は、上から命令が下りてきて、上の言うことを聞いて仕事をするというスタイルです。そのため、管理職になって上の立場になると、自分で仕事をすることが少なくなり、スキルが身につかなくなってしまうんです。
スキルが身につかないとはそれ即ち、転職市場での価値が落ちるということです。
転職の面接で何ができるかを聞かれ、「部長ならできます!」と答えた求職者がいたと、こんなジョークが日本にはありますが、管理職になるとまさしくこの状況が起きてしまうということですね….
だからこそ、管理職になるぐらいだったら、スキルも身につき、給料水準もそこそこ高くて、仕事量も少なく、責任も追わずに定時に勝手に帰れる平社員のままでいた方がましでしょう、という発想になるわけです。
会社にも上司にも縛られない、自由な働き方を獲得せよ
では、管理職にならないでどういう働き方をすればいいのか?
僕の経験を踏まえての最終結論をお話ししたいと思います。
僕もかつては、いわゆるJTCで働くしがないサラリーマンでした。
普通に出世して、普通に管理職になって、普通に人生を終えるんだろうなあ…と思っていました。
しかし、JTCの管理職の人たちが消耗している働き方を見て、なんとかここから抜け出さなければ!!と思い立ったんです。
確かに、僕の勤めていた会社は大企業でしたし、その中でもホワイト企業の部類でした。
ですので、管理職にならないでずっと平社員のままでいる、という選択肢もありました。窓際社員として悠々自適に過ごすこともできたんです。でも、僕はそれだけは絶対に嫌でした。
だって、会社での立場もなくなるし、何より面白くないじゃないですか。ずっと平社員としてJTCに勤め続け、毎日同じ仕事をして何が面白いの?って話じゃないですか。
※ホワイトJTCの仕事がいかに苦痛かについては、こちらのnoteに詳しく書いているので読んでみてください。
でも、かといって管理職になって出世していくのも嫌です。今まで散々書いてきた通り、管理職は罰ゲームなわけですよ。
じゃあどうしようかと考えた結果、僕が選んだのは、働き方を変え、会社にも上司にも縛られない、自由な働き方を手に入れる、という選択でした。
現在、僕はWeb業界で働いていますが、この業界ではホラクラシー型組織が一般的なんです。
ヒエラルキー型組織とホラクラシー型組織の違いについては、こちらのポストの画像がわかりやすいと思います。
要は、自分の仕事の裁量の範囲内で柔軟に働き方を決められるのがホラクラシー型組織ということです。
ホラクラシー型組織なんて難しい用語を使わなくとも、簡単に言えばWeb業界では上司とか部下みたいな上下関係がなくて、みんなが対等なんです。
だから、年下だろうが年上だろうがみんなが敬語で話すのがWeb業界の特徴です。僕も上の人に対しても敬語だし、下の人に対しても敬語で話します。
要は、みんながフラットな関係でいられるのがWeb業界を始めとするホラクラシー型組織なんです。
それでいて各々が自分の仕事の役割を持っているので、自分の仕事だけやっていればその分の給料をもらえるというすごくシンプルな評価体系なんです。
上司の評価を気にするとか、上の命令に従うとか、そういうのは一切ないんです。
さらに、Web業界では"ABW"という働き方が主流です。働く時間も場所も全部自分で選ぶことができます。全ての仕事の選択権が自分にあるのです。
※ABWとは、Activity Based Working(アクティビティ・ベースド・ワーキング)の略で、「時間」と「場所」を自由に選択できる働き方のことを言います。
まさに新時代の働き方ができる環境です。僕だけでなく、Web業界の社員全員がいつでもどこでも自由に働けるライフスタイルを実践しています。
僕はWeb業界に転職をして、上司にも場所にも時間にも縛られない、自由な働き方を実践するようになってから、僕の人生は一気に楽になりました。
人間関係を気にする必要がなく、自分の仕事だけやっていればいいんです。これは僕みたいな人間にとっては最高でした。
皆さんも、ピラミッド型組織で働くのは嫌だ!かといって管理職にもなりたくないし、平社員のままで窓際族になるのも嫌だ!という方は、Web業界のような自由な業界で働くことをオススメします。
では、具体的にどうやってWeb業界に転職すればいいのか?というお話については、以下の僕のブログに詳しく書いています。。
完全未経験から、僕はどうやってWeb業界で自由な働き方を手に入れたのか?
それについて詳しいお話を書いていますので、興味のある方は是非読んでみてください。
また、会社員そのものから抜け出し、個人事業主的な働き方を実践して自由に稼ぐというのもまた1つの方法です。
このやり方についてもこちらのnoteで詳しく解説しているので、興味のある方はこちらも併せて読んでみてください。
今回のお話をまとめると、ピラミッド型組織からホラクラシー型組織への転換、自分の仕事に集中できる環境、フラットな人間関係、時間と場所に縛られない自由な働き方、これらが、現代の働き方のトレンドになりつつあるということです。
皆さんも、自分に合った働き方を見つけて、幸せな職業人生を送ってみてはいかがでしょうか?
ではでは
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