〜ひとくち映画レビュー〜 LAMB ラム
公開当時かなり気になってた映画だったのだけど、忙しさの中で観に行く機会がなかった。
今回アマゾンプライムで配信されていたので、やっと観ることができた。
牧場で夫婦が育てていた羊から羊ではない"何か"が産まれ、夫婦がその"何か"を育てる、というのが話の大筋。
かなり空白の多い映画で、結末も含めて見ている人の想像力に委ねられる場面が多い。
でも、なんだか小難しいセリフで煙に巻かれるような感じではなく、映像でいろんな感情や状況を語るような作りで、想像力を刺激される感覚が快感だ。
監督の映像作家としてのポリシーが感じられる。
観終わってみて、ストーリーだけを辿ればかなりシンプルである。
後で観た人同士で空白を埋めていくのが楽しい作品だろう。