見出し画像

〜ひとくち映画レビュー〜 チタン

2021年カンヌ映画祭の最高賞・パルムドールを受賞した本作。
子どもの頃の交通事故をきっかけに頭にチタンを埋め込まれ、それから車に対して強い愛情を抱くようになった女性のお話。

うーむ。
多感で尖っていた大学時代に観ていたら、「すげぇ映画だ!」とか思ってたんだろうけど、もうね、30歳過ぎちゃうと映画の中のメタファーとか比喩とか考察するのしんどいんだよね…笑
大学生の時にはそりゃカンヌ映画とか好んで観てた僕も、今じゃ「結局、一周回って『ダイ・ハード』が一番面白い」とか公言してるようなオッサンなんで笑


すごいパワーがある映画なのは間違いない。冒頭からめちゃくちゃに感性を引っ掻きまわされたし、映像の衝撃も相当なものである。

しかしまぁ、ストーリーが飛んで飛んで…「今何でこの人ここでこんなことしてんの?」という疑問が見ている最中は常にあった。

ストーリーには全く付いていけず、なんとなく意味深なシーンは何かを示唆してるんだろうなとは思うものの、それってたぶん聖書とかそういうのが基になってんだろうなぁと思うと途端に考える気を無くしちゃったりして…。
おじさんにはただただ疲れる映画だ。

純粋に映画を楽しみたい人にはオススメ出来ない。
映画考察とかする元気がある人や、奇抜な映像を観たい人はぜひ。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集