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2-24 学芸大学50周年史に思う
東京学芸大学について述べています。
前回は
50周年史を読んで、思ったことをぶっちゃけます。
そんなに文科省の顔色ばかり伺うんだったら、もう改名した方がいいよ。東京師範大学に(笑)
そんな言葉が出るほど、教員免許の改正や小中高校の教員定数の変動などに応じた教育政策の変化の毎に、頻繁に組織全体の改変を繰り返しています。
組織維持の為に、手段が目的化しているかの様です。編集した教員は知ってる方々なので、あまり批判はしたくないのですが、自虐的な歴史で、情けなくなります。
国立大学法人化したんだから、学芸大学は「学芸大学」だとの心意気で、いっそ教育学部を解体して一般の大学の様に複数の学部を創って、教職課程履修を推奨する大学にでもした方が良いと思います。ちなみに、近所の東京外国語大学は外国語学部をすでに解体して、2学部制の複合大学化しています。
身近な具体例に早稲田大学の教育学部が有ります。教職課程が必修ではないにもかかわらず、ちゃんと教員養成をしています。学科も一般の学部と同様な構成になってますし、希望すれば教養学部的な教育も受けられます。
私立には出来て、国立には出来ない云うのも可笑しな話です。
もしくは、近くの東京農工大学などの国立大学に吸収されて、国立東京農工教育大学になる方法もあるでしょう。今の文系の科を母体に人文社会科学部、理科系は農工の工学部と農学部に吸収されて理工学部と生命科学部へ、そして残った科で教育学部になれば総合大学になりますよね。そこでリベラルアーツの理念を体現させれば良いだけです。
初等教育と実技系だけは教育学部に属しますが、教科教育学はパワーアップするし、中学・高校は開放制にしても十分でしょう。母体が教員養成系だったので、教員志望者が多い筈ですから、教職課程を取る学生は多いと思います。
どうです。実現しそうでしょう。後はトップの決断だけです。
「学芸大学」を愛するが故に、魂だけでも残る方法として提言してみました。
次回は
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