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TAOについて
フォローさせていただいてる「まゆ@保護者が使える情報伝えます」さんの「教育業界ニュースまとめ」の記事には、毎日新鮮な情報をいただいています。
昨日の「教育業界ニュースまとめ #195 2021/06/02」の記事の中で、気になった記事がありました。
「The Admissions Office(TAO)」は、海外の大学が利用している「オンラインアプリケーション」と呼ばれる世界標準の入試システムを、日本・アジア向けにカスタマイズして展開する事を目指して構築されたシステムだそうです。
詳細は以下のサイトです。
昨年の早稲田大学などの複数の大学や専門学校での導入に続くもので、日本を代表する大学である早稲田と慶応義塾が揃って導入する事で、高等教育機関全体での導入に弾みが付きそうです。
入試業務は、どの高等教育機関でも重要かつ大変負担のかかる業務です。私も入試業務部署の所属経験はありませんが、応援の形での業務は経験した事があり、やはりその期間は緊張かつ負担を感じた記憶があります。
今後こう云った形で入試の標準システム化が進む事により、入試の国際化が進展するのはもちろんの事、入試業務の簡素化で、今まで入試業務に充てていた資源の一部を研究や教育へ分散できる様になり、国際競争力の低下が進む、高等教育機関全体の底上げに繋がる可能性があります。
そういう可能性を秘めている点で、「TAO」は意義のある事業になるかと思います。また、受験生の立場でも、国境を越えて複数の高等教育機関の受験手続きを同じフォーマットで行えるなど、メリットは大きいでしょう。
民間ベースの事業なので、今後の拡大が国立大学にまで進展するのか。またその場合に、大学入試センターなどとのリンクが有機的に行えるのか。クラウドのセキュリティーの責任の所在をどこが担うのか等々、展開によって生ずる諸課題を解決する事が、今後の拡大の鍵になりそうです。ともあれ、この事業がこれからどの様な展開をしていくのか、注目していきたいと思います。
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