💘テレクラ物語➿１２コール目：”もしもし”は海外では何と言ってる？

電話での第一声、あなたはどのような言葉を発しますか？

スマホなら相手の名前が表示されるので、その名前次第で対応や言葉も変わると思います
今では当たり前の事ですが、よくよく考えると誰から掛かってくるのか
電話に出る前に解るというのは凄い事です

自分は、周りより少し早い時期に携帯電話を持っていたのですが
当時は電話の相手が解らない事も多く
若い子は信じられないと思いますが、携帯電話同士の通話には制約があり
IDOからdocomoは電話できるのに、ツーカーセルラー(今はサービス終了)には電話できない、そんな時代でした
まぁ実際は持っている人は殆ど居ないし、当時は電波も弱く
アナログのタックスとかハイキャップ方式って時代
地元はIDO(トヨタ系)が強く、次にdocomo
トラックに乗っている友人も、早くから持ち始めていたので
やはりIDOかdocomoが多く
自分もバイクでいろんな地域を走っていたので、やっぱりIDOかdocomo

そんな、携帯電話が普及し始めた頃にテレクラで働き始めたのですが
多くの人がまだ公衆電話を使っていて
だからこそ、公衆電話にチラシを貼る事に効果があったんです

チラシについては　⬇️

その為、女性はいろんな場所から電話を掛けてくるのですが
男性会員は皆さん個室の中
いつ掛かってくるとも解らないコールを待ち続け
鳴る前の、ほんの一瞬早く光るライトに集中し
今か今かと待っている
ライバルが居ないと知っている時(定期的にフロントに聞きに来る)は
かなり余裕を持って(半分寝てる人も)電話を待ちますが
ライバルが多い時には、かなり集中をして待っているので
電話が繋がった時には話す事を忘れ

『よっしゃ！』とか

『やった！』

何て発する人も

女性の方はフリーダイヤルで気軽な感じで掛けてきますが
男性の方は、皆さんかなり必死で
この対比がちょっと、何というか・・・

それでも、お互い最初の一言は凄く大事
今で言う　”イケボ”　なら、文句なし
ですが。あまりにも声が良すぎると期待値が上がり
会った時のギャップが激しくなるので、あえて良すぎない事も大事です

ただ、声の好みって人それぞれで。ましてや、お互いの顔が解らず
声のみで人を判断するってなかなかハードですよね
ちなみに自分は
黒沢良さん、広川太一郎さん、野沢那智さん、安原義人さん、大塚芳忠さん。小森まなみさん、皆口裕子さん、林原めぐみさん、ゆきのさつきさんの声はかなり印象に残ってます

黒沢良さんは、知らない人が多いかもしれませんが
『世界の料理ショー』という料理番組が昔あって
グラハム・カーさんの２代目の声を担当していたのが黒沢良さん
初代の浦野光さんも好きなんですが、黒沢さんの声の方が記憶に残ってて
自分の中ではグラハム・カー＝黒沢良さん何ですよ

自分の子供の頃には、国内でまだ番組(コンテンツ)を沢山作る余裕が無く
海外の番組や映画を買って放送していたので
『〇〇洋画劇場』とかで映画は吹き替えでよく見ていたし
『ナイトライダー』とかのドラマや、バラエティーも好きでよく見ていて
だから自分達の世代って、かなりアメリカ文化に影響されているんですよね
おまけに、深夜はＴＶが砂嵐(田舎では放送していないって事)で
小学生の頃から深夜ラジオをよく聞いてて、オールナイトニッポンはデーモン小暮さん、とんねるずさん、２部の辻仁成さんとか。あと、ぽっぷん王国
地元の番組だと、小森まなみさんや兵藤ゆきさんのナゴヤフォークタウンとか聞いてて、当時はラジオたんぱってのもあった
それで、深夜ラジオって洋楽が沢山流れるし
時にはバンドの説明とかもしてくれ、そこでもまた影響を受けたり

あ、また話しが逸れた
とにかく、声の情報って凄く大切で。簡単なようで奥が深く

会話のテンポ・話題の豊富さ・面白さ

テレクラでは、相手を飽きさせないようにしつつ
自分の知りたい相手の情報もしっかりと掴む
そして、テレクラ(男性側)には時間の制約があり
女性側、男性側双方の目的も一致しなくてはいけないので
無駄な時間は殆ど無く。脈が無い(と思う)場合は
辞める決断をするのか、もう少し粘るのか
その判断というか決断も凄く重要

限られた時間内に様々な事を考えつつ、会話を続けるという
テレクラというのは、意外と高度な遊びだったんです

あ、そうそう
コロナ禍でお客さんとのキャンプやＢＢＱ，飲み会を一切しなくなり
代わりに読書と映画鑑賞の時間が増え
映画(といってもアマプラですが)は一週間に10本近く見る週もあって

洋画は、”字幕” ”吹き替え” を内容や声優の好みで選びながら見るんだけど
映画で俳優さんが電話に出る時って、自分の名前を言っていたり
「ハイ！ (ヘイ？) 」とか「ハロー」って、よく言ってて
字幕だと「もしもし」や「やあ」って訳されてる

電話を発明したグラハム・ベルは、”アホイ”(海上で他の船に呼びかける挨拶)
を電話の挨拶に使う事を提案したらしいけど
エジソンの提案した ”ハロー” が一般的に使われるようになったらしい　

日本の ”もしもし” は
「申し上げます、申し上げます」から「申す申す」に
そして「もしもし」になったみたい

映画『シー・セッド その名を暴け』『スポットライト 世紀のスクープ』
を見ると、電話を受けるシーンが沢山あるので
そこも意識して見ても楽しめるかも

アマプラのいいトコって
映画によっては ”吹き替え” と ”字幕” 両方を見れたりするから
同じ言葉を比較したり
「サノバビッチ！ (Son of a bitch!) 」をどのように訳してしるのか
そこも楽しみだったりします
他にも、映り込んでいる ”車” ”バイク” ”看板” などを見るのも楽しくて

音楽は洋楽ばかり聞いているので
Music Videos が日本で撮影されてたり、日本の車やバイクが映り込んでたりする事も結構あるので、洋画や洋楽だからこそ
そこに存在している ”日本” にどのような意味を持たせているのか
そこもまた楽しめたりします
結構沢山ありますし、意外な車やバイクが出ていたりするので
余裕があれば、いつかまとめて紹介したいですね。

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