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本タイトルの意味がわかるとゾッとする話

こんにちは。少しネタバレが多めかもしれないです。ご了承を。


さて、今日の本はこちら。友人に紹介してもらった本です。小説だがいろいろ考えさせられるとのこと。

2021年「本を読む量をふやす」
No.12『イノセント・デイズ』早見和真

はじめに

死刑となった女性を巡り、過去関わってきた人たちが思いを巡らせる小説となっています。

3日間寝込んだのか

結論から言わせていただきますと、寝込んでいません。寝込む日は1日もなかったけれど、終盤になるにつれ、読むスピードも速くなりとても興味を持っていたことがわかります。

また、僕はこういう経験をしたことがなく、(ほとんどの人がないと思いますが)便乗感というものは感じにくい部分はありましたが、それぞれの登場人物がこの主人公となる女性との関わりについて丁寧に書かれており読みやすい文章であったと思っています。

こういう経験ではなく、過去に出会った人が何かあったときに自分だったらどういう行動を取るのだろうか。とは思いました。家族や親しい友人であれば一目散に駆けつけ何かできることを探すだろうが、1回しか会ったことがない、オンラインでしかつながりがないという人にもし何かあったときに、自分は何をするのだろうか。想うだけで終わるのか、何か事を起こすのか。とても興味深いですが、何かあったが犯罪という最悪の事態であろうとも、事を起こす人間でありたいと思っています。

終わりに

後書きに書いてありましたが、本タイトルの「イノセント」とは、翻訳すると「無罪」という意味になります。ネタバレになりますが、元々この本タイトルで罪がないことを示していたようです。そこに気づかず読んでいたことに一番ゾッとしました。

終わり。

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