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仕事における「上司からのフィードバックのもらい方」方法論

社会人2年目の時に自分向けに作っていた「フィードバックのもらい方方法論」です。


0.これを書いた背景

社会人2年目の時に、自分が仕事ができなさすぎたため何とかせねばと思っていました。その際、なるべく「良いフィードバック」を上司にもらえるようにすることで、自分の成長や仕事の効率向上、成果向上につながると思いまして、色々試行錯誤しておりました。

その中で、「再現性があるようにした方が良いだろう」思い、色々やっていたことをその過程でちまちままとめ、上司や一部同僚に共有していたものです。下記、ほぼ手を加えずにそのまま貼り付けています↓↓↓↓

当時コンサルでしたので、自分の立場のことは「コンサル」、上司のことは「マネジャー」と書いています。
また「プロジェクト」という単語は「仕事」と置き換えて読んでくださいまし。




1.そもそもフィードバックのゴールとは

・プロジェクト価値の最大化
・自分の成長(→今回および今後のプロジェクト価値の最大化につながる)

・どっちも最大限得るために、フィードバックをもらう際は全力でコンサルは工夫すべき。マネジャーには全力でいいものを伝えて欲しい
・コンサルができることは、事前の準備をすることで、質の高いフィードバックがもらえる状態を作ること。プロジェクト価値を高めるために必須。
・コンサルが準備してるしちゃんとフィードバックやらなきゃとマネジャーに思ってもらう意味もある




2.良いフィードバックを頂くために日々やること

■フィードバックを受けるための社内mtg前の準備

マネジャーとのMTGの前に下記をお送りする (※1)
・見ておいて欲しい資料
・ゴール
・アジェンダ
・フィードバックいただきたい観点 (※2)

※1:先にすべて送って見ておいてもらうのが基本。その場で「これ見てください」は緊急のときか特別な理由があるとき以外なし。
※2:超絶必須
・結局何をどこまで見て欲しいかわからないとフィードバックできないと思う
・付随して現状共有・フィードバック範囲の明示もだいたい必須になるはず
・そういうのがないと、上から見て順番に話していくみたいな謎なことが起こる
・前提としてマネジャーは自分のプロジェクトの状況をコンサルほど把握しているわけではないというのがある


■MGRに準備をしてもらうための準備(直前)

・上記のメールをお送りし、確認してもらえたかを確認する

・「コンサルのアウトプットを確認する時間」という時間をマネジャーのカレンダーに入れる(そうでないと忙しくて事前確認できない可能性があるため)


■週次振り返り(厳密に週次でなくてもOK)

・クライアントMTG(週一想定)に行く電車の中で、今週の振り返りをざっくりする。

MTG後に話すとMTGの良し悪しに左右されがちだから、MTGの前がいいな、となんとなく思っている


・まず自分がどう捉えているか話し、マネジャーがどう思っているか聞く

先に「今週どうでしたか?」などとマネジャーに聞かない。先に自分が話せば、マネジャーはコンサルの視点やレベルがわかるため、それに合わせて話せるので話しやすい(と思う)


・下記3点くらいがディスカッションできるといいとおもう

①今週自分がどうだったか
②今週チームとしてどうだったか
③チームとして出せる価値を最大化するために、自分およびマネジャーが今日から改善できることはなにか


■プロジェクト後振り返り

下記を考え、事前にお送りし、しっかり考えていただいた上でMTG

・今回自分が価値があったと思う点、足りなかったと思う点
・自分自身の学びと反省
・今回マネジャーからもらったフィードバックの中で特にありがたく感じたもの
・今後マネジャーにお願いしたいこと


■その他日頃やっていること

・考えていること(上記書いたことも含む)の、マネジャーとの共有

・自分の現在のやり方で、マネジャーは本当にフィードバックをしやすいかどうかお伺いする

フィードバックポイントの書き方が甘くてこれだとフィードバックできん、とか、最近事前準備が適当だよねとか、もっとラフにやっていいんじゃないとか、やってく中で色々有るのではと思うので、そこもやりやすいようにお伺いして改善する


・マネジャーのフィードバックへの自分からのその場でのフィードバック

今のだとよくわからない、と思ったら、何でそう思ったかをお話し、どうすると良さそうかを一緒に考える


・マネジャーのフィードバックに対しての自分からのフィードバックについて、マネジャーからフィードバックをもらう

もはやややこしいが・・敬意を忘れず、お互いが受け取りやすい形でやりたいと思っているので





3.「これは良くない!」と思ったフィードバックのもらい方例と改善策

良くない例①ばらばらと資料の最初からフィードバックを話していく(聞く)感じになる

・全体像を教えてとお願いをする、今話していることがどういう位置づけなのか(ポイント3つのうちの1つか、ただの具体例かとか)を質問しなおす

・そのやり方だと個別の話はそれぞれ理解できるが、マネジャーの意図を理解できないからずれが生じる可能性があるし、応用可能性もないので自分のためにならないことをお伝えする

・今の場合だったらその言い方じゃなくてこうやって言って下さいと提案してみる


②話し合ってるうちにその場で作業しはじめてしまう(資料を直す、とか)

・これ今やることだっけ?を常に意識してマネジャーに質問する

・フィードバック受ける側がオーナーだからコントロールする。作業したらいけないわけではないので意図を確認する


③「これは慣れが必要だよね」のような、仕方がないよね的な話で終わる

・ソリューションに落ちない反省は意味ない。仮に慣れの話だったら以下のステップをなぜ踏めなかったかを反省し対策を練る必要がある

・やったことがないことである、慣れてないことであることを理解する
・そのハンデをどのようにカバーするか対策を練る(ex.レビューを多く入れる、時間をとる、とか)




4.社会人6年目(now)の振り返り

当時はこれをまるまる上司に共有して、「こんなこと考えています!こんな感じでフィードバックしてください!」とやっていました。普通に偉そうだなとも思いますが、これに協力してくれた上司にはとても感謝しています。


個人的には「フィードバックを受けるための社内mtg前の準備」に書いてある、「フィードバックいただきたい観点」を提示する、という点が一番のポイントかなと思っています。(この話は私が自分でひらめいたわけではなく、別の上司に教わった内容です。むちゃくちゃ感謝しています。)

ただ単に「資料を見てください」、だと、何をどう見て良いかわかりません。

・資料の構成がこれで良いか確認してほしいのか(=中身は見なくてよいくらいの段階なのか)
・構成はすでに合意ずみだから、各スライドのメッセージを確認してほしいのか
・誤字脱字までがっつりチェックしてほしいのか

作業段階によってもだいぶ違うと思います。

実際、「フィードバックください!」レベルでざっくり投げすぎると、上司側も何を見て良いかわからないため、割と自分が求めているものと異なるフィードバックが来るのもあるあるかと思います。(誤字脱字を30分間指摘され続けても。。いやそれもすごく大事だけど、今はその話よりもさ、、、みたいな)


なので「フィードバックの観点を出す」というのは、欲しいフィードバックをもらって作業を進めるために大事なことだと思うのですが、できるようになるにはちょっと練習が必要な気がします。

そもそも「何をフィードバックしてほしいか」を認識できていないことも多いと思います。私はまさにそんな感じで、できるだけ頑張って考えて作って、「とりあえず資料見て~!!なんか良いこと言って!」みたいなテンションになっていました><


フィードバックの観点が自分で出せるようになると、上司とのMTGをマイルストーンに、いまこの瞬間に何を意識してどこまで仕上げるかということを考えられるようになるので、仕事の進め方が上手になるように感じます。

また、セルフフィードバック(自分で自分へのフィードバック)もしやすくなるので、自分で自分のアウトプットのクオリティもあげやすくなると考えておりまする。



また時間があったら、この「フィードバックの観点の出し方」についてかきたいなと思います~。

いったん以上です!!!


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たきさん(滝沢頼子)@株式会社hoppin CEO
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