観劇記録 歌舞伎座『狐狸狐狸ばなし』
先日歌舞伎座に、一幕見席で『狐狸狐狸ばなし』を、観てきました。
北條秀司作の傑作喜劇。
ストーリーはだいぶ前に大衆演劇で観劇して知っていたのですが、かなり前すぎていい具合にラストどうなるか忘れてしまったので笑、
初見でないものの、結末にわくわくしながら観ることが出来ました。
手拭い屋伊之助・松本幸四郎丈
元上方の女形で、おきわ一筋💕のオトメン。
甲斐甲斐しく家事をするお姿に激しく萌。←
愛してくれるし家事もしてくれるし、
今の時代ならむしろ結構モテそうな気がする役柄。よ、手拭い屋!
幽霊(仮)になってからの立ち振舞に幽霊らしい生気を感じないギミックが結構盛り込まれていて、四階席で見ててもびっくりしました!笑
おきわ・尾上右近さん
うーん色っぽかった〜!セリフに白玉のようなとか餅肌とかあったけど、男が吸い付きたくなるような色気がよく出てました。ぐーたら寝転んでてもそのだらしなさすらもちょっとセクシー……なんて罪な女おきわ。
ラスト呆けちゃったのもまた可愛い。どこまでも小賢しく強かなのが彼女の魅力。
又吉・市川染五郎さん
この話は又市なしには語れない、重要なポジションです。
スタイルが良すぎてへこへこ動いてても手足の長さが余りまくってるのが、逆におかしかった。🤣
最後にすっきりとした着流し姿で出てきたときはちょっと歓声が上がってました。笑
あと気絶したおきわに触ろうとして、伊之助に「まだ早いわ…!怒」て怒られてたの好きでした。
最近コンクールに向けて1時間ものを書いてるのですが、
ミュージカルとかで育ったのでなかなか1時間の感覚が掴めず…
でも狐狸狐狸ばなしを観て、
1時間でも十分深く面白く描けるんだ!とヒントをもらえた気がしました。
男と女の痛快騙し討ちストーリー、是非ご覧あれ!
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