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秋川渓谷で過ごす夏休み①

今年の夏、秋川渓谷でのアクティビティに家族で申し込んでいました。

「渓谷どんぶらこ」、以前、家族でやったことがあり、すっごく楽しかった。
だから今年の夏も♪ と申し込んだのですが、台風の影響で大雨が降り、秋川が増水したため、予約した日のアクティビティは中止に。残念だけど仕方ない。

仕方ないけど、檜原村には行く!
なぜなら、宿を取っているから♪
レンタカーも予約しているから♪
「渓谷どんぶらこ」は残念だけど、楽しむぞ!

そんなわけで「渓谷どんぶらこ」を紹介できなくて残念ですが、すっごく楽しいんです。大きなタイヤチューブに乗り、川の一部となってゆらゆら流れる心地よさ、川面から眺める水と緑のきらめき、ちょっと他にはない自然体験です。今年の夏は終了しちゃったけど、面白そう♪と思った方は、来年ぜひトライ!

今回の家族旅行は、どんぶらこも中止になっちゃったし、ハードスケジュールはやめてのんびり過ごそう〜と、ゆっくりめに出発しました。
滝も控えめに、ね。
水量が増しているので、水辺は気を付けたほうがいいもんね。

檜原村へ行く前に、あきる野市の戸倉しろやまテラスで、お昼ごはんを食べることにしました。

戸倉しろやまテラス

廃校となった小学校を活用した施設で、ジオ展示室や食堂があります。(団体で宿泊もできるそう)
ちょうどお昼どき、ランチは20分待ちと言われて、うろうろしながら待つことに。

施設の奥にある大もみじのあたりは、景色が良く、風が抜けて気持ちいい。

私自身、小学校の数年間を茨城で過ごしたことがあり、こんな感じだったなぁ、と懐かしくなりました。校庭の広さとか、空の広さとか。

娘たちの小学校にはなかったタイヤ遊具。

地面に半分埋められたタイヤ!
ありましたよー、よく遊んだわぁ。
…でも、どうやって遊んだっけ? 
と、跳び箱のように跳ねたら、全身が悲鳴をあげました(怪我しなくて良かった…笑)。

昇降口、懐かしい。

靴を脱いで、スリッパに履きかえます。なんだか来賓になった気分(笑)

食飲室(食堂)

ここのウリは、懐かしの給食プレートです。長女は「あげパン、好きだったな」と喜んでいました。

娘たちの小学校は、栄養士さんが熱心で給食が美味しかったので、楽しい思い出がいっぱいだった様子。

私は無難に冷や麦定食。母は、残念ながら給食にあまり良い思い出がないのです。
(時間内に食べきれないとか、牛乳瓶の蓋がうまく開けられないとか、やたらと笑わせようとする男子がいるとか…)

季節野菜の天ぷらが嬉しい。

お昼ごはんのあと、3階のジオ展示室に寄りました。

こういう展示、分かる人には分かるんだろうなーと眺めていたら、スタッフさんがやってきて丁寧に教えてくれました。

檜原村やあきる野市など秋川流域は、四万十帯や秩父帯、黒瀬川帯などいろんな地層があるそうです。断層が見える場所(露頭という)もあり、地学好きな方には興味深い地域のよう。
私は知識がないので、理解できない部分や、教えてもらっても忘れてしまう部分が多いのですが、それでもお話は面白かったです。スタッフさんの秋川流域愛ゆえでしょう。愛ある人のお話は、熱があって面白い。火打ち石の体験もできて楽しかったです。

時間の許す限り、スタッフさんが説明してくれました。ジオ愛、詰まってます。


戸倉しろやまテラスを出て、檜原村へ向かいます。
檜原村は、島嶼部を除く東京都で唯一の村。細長い東京都の西の端っこにあります。
この日、泊まるのは、檜原村の中でも奥まった場所にあるお宿。その前に「ここだけは行きた〜い!」と、払沢の滝(ほっさわのたき)へ寄りました。

遊歩道にある木工細工のお店。建物は昔の郵便局を移築したもの。残念ながら、この日はお休みでした。


払沢の滝は、東京都で唯一、日本の滝百選に選ばれた滝。森林浴しながら滝へ行けるよう、遊歩道にはウッドチップが敷きつめられて歩きやすくなっています。


遊歩道の横は渓谷で、ふだんはせせらぎが心地よいのですが、この日は轟音が響いてました。

このあたりも、いつもなら「小川のせせらぎに癒される〜」はずが、轟々と流れて迫力満点。水量が多いので、足元に気を付けつつ、いつもと違う姿にわくわくです。
(遊歩道を歩いていれば危険はありません)

全長60mで4段の滝だが、見えるのは落差23mの最下段のみ。

払沢の滝が姿を現しました。水量マシマシ!

いつもの3倍くらい水量増。

水飛沫をあげて、ドドドドっと流れ落ちる。豪快爽快!

家族で何度も訪れている払沢の滝。
でも、ふだんとまったく違う姿に「おおーっ!」と笑いが止まりません。何度訪れても、毎回いろんな表情を見せてくれるんだもん、そんな滝が大好きだー!!

払沢の滝遊歩道にある「ギャラリー喫茶 やまびこ」の建物も好き!

払沢の滝を見たらウズウズしてしまって
「もう一本、寄ってもいい?」
と、家族に相談です。別にいいよ、と宿に向かう途中で道路沿いの滝に寄ってくれましたが、「ここで待ってる」とみんな車の中(笑)
…すぐそこなのにね。

龍神の滝。落差18m。
数馬の湯第2駐車場からすぐ。

南秋川に注ぐ支流の滝です。滝にかかる緑が、なんとも雅び。

雨上がりで、岩もしっとりと艶めいています。いいねぇ、綺麗だねぇ、と褒めまくりながら愛でる、もはや変態(笑)

龍神の滝とセットで愛でたいのが、南秋川の、この雰囲気。

森と渓谷にすっぽりと包まれて、身も心もグリーンに染まるかんじ。ここ、好きだなぁ。

さて、そろそろ宿へ向かいましょう。


今宵の宿は、歴史を感じる合掌造りが見事な兜屋旅館です。

いちど泊まってみたかった🎶

入り口も素敵です。

台風の影響でキャンセルが出たそうで、渓谷沿いのグレードアップしたお部屋に変えてくださいました。なんてラッキー!

囲炉裏まで付いている!
冬は雪景色を眺めながら一献…やってみたいわぁ🎶

お風呂に入って、お楽しみの夕食です。

山の幸づくしです。
やまめの塩焼きは「頭も食べられます」と教えてもらって、頭からガブリ。
いろんな種類の山菜も、それぞれ味付けが違って、滋味ふかく美味しかったです。お品書きを見ながら「この山菜は何?」と家族で話すのも楽しかった。 

酷暑続きで家では一晩中エアコンをつけっぱなしですが、この日は窓を開けて寝ました。涼しくて、快適。同じ東京都でも、東の端っこの我が家と全然違う。
久しぶりに熱帯夜から解放されて、川の流れる音を聴きながら、ぐっすりと眠りました。

②へ続きます。

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