14・体と心に効く食物
昔、秋になって何となくむなしいような気持ちがしたとき
「そうだ。もうすぐ栗ごはんの季節だ!」
と思ったら すぐに元気が出たことがあった。
“食い意地だけは張ってる私は、食べ物で元気がでる”
という発見であった。
どんな具合が悪いときでも、そのとき食べたいものがある。
不調のときは、おかゆに梅干。
昔、めまいで倒れてやっと食べれるようになったとき
夫に「おかゆ、作ってほしい」と頼んだ。
「飯に、水入れて煮りゃいいのか」という夫に
「いや、米から鍋で炊いてほしい」と要求し
できたおかゆのおいしかったこと。
何度も「おいしい」とつぶやきながら食べたのを覚えてる。
甘くてやわらかい菓子パンで、元気が出そうなときもあるし、
おいしい紅茶とトーストが最高!と思うときもある。
アジの南蛮漬けやトマトで元気になる夏もあるし
母の作るよもぎの草もちでエネルギーもらえるときもある。
食べ物って大事!(私にとっては、薬以上)
なので、最近のグルメ番組がどうもひっかかる。
同じ日に何軒も掛け持ちして、それ絶対残してるだろ!
だったら、最初から小皿にとってみんなで分け合えよ!
そもそも、一日一軒にすべきだろ!
同じ地球上で飢えてる人間が大勢いるのに、大食い選手権なんてやるんじゃねえ!
などと思ってしまうのでした。