七五三＆百日祝い　三人同時撮影

11月某日。
長女７歳（数え年）、長男３歳、次男百日祝いのため、
ショッピングセンターにあるフォトスタジオにて
写真撮影をしてきました。

七五三シーズンで土日は激混みが予想されるため、
平日学校から長女が帰ってきて行くように予約していました。
しかしながら、考えることは皆同じ。
当日行ってみると、予約でいっぱい。

３人✕和装・洋装二着ずつの着替え、
それぞれの個人ショットに加え、子ども３人の写真、
そして家族写真……

あぁ、これは大変だぞぉ…と思いながら待機。

３歳ですでに七五三撮影経験済みの長女は、
ドレス着たい～楽しみ～先生に教えてあげよう～、とノリノリです。

いっぽう今から何が行われるのか、分かっているようでいまいちわかっていなそうな長男。
衣装選びでは、和装に刀がついているのを見つけると、
「これ！ぜったいこれ！！」
とテンションが上がります。
「刀、振り回すんだろうなぁ……」
と嫌な予感がする母。

次男はされるがまま。
お食い初めの撮影は、でっかいよだれかけみたいなのがついた和装。
（よだれかけではない）
洋装は年賀状におすすめ！とPRされていた辰の着ぐるみ。
次男がしゃべれたのなら、
「それはちょっと…」
とでも言いそうだが、無論今は拒否権を行使できないので、
母の独断で辰の着ぐるみ。
（パパはこれが一体なんなのか、撮影がおわるまで分かっていなかった。恐竜？ドラゴン？かと思った。だそう。）

しかしそこは、結局何を着てもかわいいのが赤ちゃん。
辰だか恐竜だかドラゴンだか分からない赤い着ぐるみも、ちゃーんと着こなしてしまうのである。

そしていよいよ着替えがスタート、
というところで何だかもじもじと足踏みをする長男。
「もしかしておしっこ？」
「（コクリ）」
…寒くなってきたもんね。すぐ行きたくなるよね。
…急いでいってきてーーーー！！
ショッピングセンター内のトイレにパパと駆け込みます。

その間に長女と次男の着替え。
大好きな紫のふりふりドレスとくるくるのエクステに
にやにやが止まらない長女。
カメラを向けると、前歯の歯抜けを見せながらはにかんでピース。
（女の子だね～）

次男に真っ赤な辰の衣装を着せていく母。
何が何だか、されるがままな赤さん。
袖からでる二の腕のむちむち感がたまらない。
（少し太ましい赤ちゃんの手足って、ちぎりパンみたいになってかわいいよね）

「はぁ～すっきりしたぁ～」
と、トイレから帰ってきた長男も着替えスタート。
はじめてのスーツ。
セットした髪の毛が気になる様子で、
「…これ、なに？？？」
と早速手で触ってセットを崩します。

そして、撮影がスタート。

撮影中、笑顔の写真を撮るため、
とにかくテンションの高いカメラマンのお姉さん。
そんなお姉さんに引っ張られて、
テンションが上がってしまう長男さん。

落ち着き無く動き回って、色々なものを触ります。
撮影でも、急に座り出したり、ふらーっとどこかへ行こうとしたり。
ついにはパパに怒られます。

「わぁぁぁあああああああん！」
「パパがおこった～～～～！！」
泣き叫ぶ声がこだまするスタジオ。

そして時刻は16時を過ぎたころ。
お昼寝をしていなかった長男は眠たいのもあり不機嫌に拍車がかかります。

「大丈夫だよ～」
「疲れちゃったんだね～」
「もうすぐ終わるからね～」

悲しいかな周囲の大人のフォローは長男の心には届かず。
グズグズと泣き続ける長男。
しかし、まだまだ撮影は残っています。

…よおし、もうここは最終手段、甘い誘惑作戦しかない。

「終わったら、クッピーラムネ買いにいこう。」（長男の好物）
「…クッピーラムネしない。」（がーん）
「えっ！じゃあなにが良いの？」
「…チョコレート。」
「チョコレート？良いよ。写真終わったら、チョコレート買いに行こう」
「…でっかいやつがいい。」
「…わかった。でっかいチョコ買いに行こう。」
「こーーーんなでっかいやつだよ」（大きく手を広げるジェスチャー）
「う…うん。こーんなでっかいの、売ってたらね。」

そんな長男との駆け引きを経て、なんとか撮影再開にこぎつけました。

機嫌を損ねていた長男でしたが、
和装に着替え、刀を手にするとさっきまでが嘘のよう。
おちょうし顔でカメラに向かってポーズを取り始めます。
そして、やっぱり刀を振り回しはじめたので、
「振り回したらだめだよ～～～」
と、さっきの不機嫌をぶり返さない程度に、
ソフトに注意する母。（はぁ、気を遣うわぁ）

そして、なんとか3人とも無事撮影終了。
自由奔放な子どもたちの撮影に、
最後まで笑顔で職務を全うしてくださった、
カメラマンやスタッフのお姉さんに感謝本当に感謝です。

同時に、もう二度と3人同時撮影などと言う、
無謀なことはしないと誓ったのでした。（疲れたぁ～）

撮影が終わり、帰路につく一家。
車内では
長女「今度はいつドレス着られるの？」
と楽しかった様子。
長男、さすがに疲れて爆睡。
後日、「あれ？ぼくチョコレート買ってないけど」とふと思い出す。
次男、授乳を終えてお腹が満たされ、満足満足。とご機嫌。

これから、できあがった写真を見る度に、撮った日の記憶が蘇るのでしょうね。
また一つ、ドタバタな思い出が増えた七五三＆百日祝い撮影でした。

長男、スーツでヒロミゴーのようなジャケットプレイを楽しんでいました。