【読書感想】江戸川乱歩『江戸川乱歩傑作選』
2016.10.29アップ
江戸川乱歩著『江戸川乱歩傑作選』
二銭銅貨、二癈人、D坂の殺人事件、心理実験、赤い部屋、屋根裏の散歩者、人間椅子、鏡地獄、芋虫。
この9つの短編からなる1冊。
私はあまり乱歩に詳しくないので、さらりとした感想を書きます。
この9つの短編で、ぐわっとのめり込んで読んだのは、2つ。
人間椅子、と、芋虫。
乱歩のどれが好きかを晒すことは、自分のフェティシズムを晒すのと同じことだと思う。
妄想と加虐。
はい、コレ。
私を形成してるのはこの2つ。
乱歩先生、恐るべし。
色々語るとボロがでそうなのでこの辺にしておきますが、乱歩はいつの時代も色褪せることなく読まれ続けていくと思う。
奇っ怪な設定ながら、文体は読みやすく、抉るというよりはジワジワと侵食していく感じ。
作品を通して、自分を見る。
乱歩は恐い。
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