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【読書感想】唯川恵『逢魔』
2017.07.11、読了。
唯川恵『逢魔』
ろくろ首や牡丹灯籠、四谷怪談、山姥などの古典を元に描いた八つの官能小説。
わたくしの、どストライクでございました。『悪魔の花嫁(デイモスの花嫁)』が大大大好きなので、お伽話や怪談話をアレンジしたお話は私の大好物です。『逢魔』の八篇、どのお話も女の嫉妬や人間の業の深さがたっぷりでドキドキしました。
官能小説なので、交わる描写もある。結構ある方なのか少なめなのか、官能小説自体を読まないので分からないけど、濃厚。現代語ではないと、こうも淫靡さが増すのかと思いました。
読み始めは、湿り気と熱気がむわっと匂い立つけれど、いつの間にか熱気は冷気に変わっていました。見てはいけないものを盗み見てしまったような罪悪感と動悸。
これは本当に、私のどストライク官能小説。
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