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【読書感想】西條奈加『金春屋ゴメス』

2018/12/23 読了。

西條奈加『金春屋ゴメス』

舞台は近未来の日本。日本の中に「江戸」がある。その江戸は、日本の領土でありながら鎖国しているので容易には渡れない。江戸で生まれたものの、幼児期に両親と共に「日本」に渡ってきた佐藤辰次郎。大学生になった辰次郎は、諸事情で単身「江戸」に入国することになった。

舞台設定がとにかく面白い。タイムスリップじゃなくて、現代日本と江戸が同時に存在する世界って設定、今まで読んだことない。ナチュラリストたちが江戸に移り住むなんて説得力がありすぎる。とにかくワクワクしっぱなしだった。 

人の智慧と生薬で治せない病は、諦める。

先進医療大国から来た辰次郎が、江戸の理とどう向き合っていくのか。楽しみながらも色々考えたりした。このまま、ゴメスの続編に入ります。

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