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【読書感想】西條奈加『閻魔の世直し』

2018/09/24 善人長屋シリーズ②読了。

西條奈加『閻魔の世直し』

人々からお人好しの「善人長屋」と呼ばれている住人は、揃いも揃ってみな裏稼業を持つ悪党だった、という時代小説。善人長屋シリーズの第二弾。前作は連作短篇だったが、今作は長編。読み応えはあった。

善人長屋の感想にも書いたんだけど、自分の手を汚していないのに、いっちょ前に悪党面するお縫が苦手。お縫が悪党落ちするのを今か今かと期待しながら読んでいる。それを見届けるために読んでいる。

閻魔の世直しでは、お縫が己の身勝手さに気付く場面があって、私はそこがこの本の要だと思ったんだけど、あんまり深く描かれずに終わってしまって残念。

私が要だと思ってるだけで、本当は違うんだろう。でもまあ読み方は自由だから。

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