【読書感想】一條次郎『レプリカたちの夜』
2018/12/17 初めての作家さん、読了。
一條次郎『レプリカたちの夜』
ミステリー大賞を受賞されてるのでミステリー小説なんだろうけど、謎を解いたり事件を暴くことが何の意味も持たないミステリー小説。カテゴライズできない。
この小説に関して私は全く自信がない。細かいところを読み間違えてるようだけど、そんなのは関係ない気もするし、本当はそこを読み解かねばならないような気もする。心理学や哲学の要素が強い、気もする。でも本当のところはよくわからない。
人間の意識だけが特別扱いされている、動物と比べて人間が高等生物ってなんじゃそれ、自我は人間だけが持ってるって決めつけんなこの野郎と、うみみずは吠えていて、その言葉の一つ一つがうみみずとうみみずと往本と往本とシロクマと品質管理部部長シロクマとカッパと私に返ってくる。この返り感はたまらなく好み。
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