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間違った処方では人は治せない~正しい知識から正しい処方を~

間違った処方では人は治せない
~正しい知識から正しい処方を~

 今この一瞬の時が過ぎる間にも、新型コロナは収束するどころか静かに深く蔓延しています。
日本においては「麻黄湯」「葛根湯」などの漢方薬製剤、カロナールなどの解熱剤が多用されています。新型コロナウイルスに対し、これは完全に間違った処方です。高熱に限りアセトアミノフェン製剤を頓服で使用するのは良いとしても、「麻黄湯」「葛根湯」などを使用するのは誤りです。
 その誤りの基は、日本では一般的に、傷寒(風邪)は、【太陽】→【少陽】→【陽明】と病が進行すると考えられているからです。「素問」を無視し、その違和感に対する理解を諦め、変な解釈をし続けているからです。
 私の見るところ、新型コロナに感染し、その後、後遺症を抱え込んだ人の割合は3/5程。その人達が何らかの症状で苦しんでいると思われます。
その中でも最悪なのは、本人自身が自覚することなく、後遺症が徐々に身体の奥に深く進行していることです。特に心配なのは、生殖器と心臓へのダメージです。

ではなぜこのようなことになっているのか…。

それは【発汗】させて【解熱】しているからです。

新型コロナウイルスは、自然に、自ずから発汗させることは良いのですが、上述したような解熱剤(例えば「葛根湯」など)で無理に発汗させてはいけないのです。

新型コロナウイルスなどのウイルス感染症による高熱は【相火の暴走】です。だから無理に発汗させてはいけないのです。原因が全く違うのにもかかわらず、無理に発汗させたためにコロナ治療後に多くの人達が後遺症に苦しむことになるのです。

それでは原因は何処にあるのでしょうか。
一つ目は、前述のように傷寒は【太陽】→【少陽】→【陽明】と信じていること。二つ目は寒による傷寒は、主に君火に問題があるということ。この二点に尽きます。
おそらく漢方を志す90%以上の人達でさえその意味は分からないでしょう。そんな人達が漢方薬を処方するのですから、新型コロナが終息するはずもありません。この罪はどう償えば良いのでしょうか…。

私が今回行う講習会(1Dayセミナー)では、具体的に生薬及び処方について間違っている所を指摘し、漢方を処方する人達に正しく理解をしてもらい、医療にかかわる者として患う人達に対しこれ以上罪を作らないようにしたい、と考えています。


素問から学ぶ漢方の基本知識
1DAYセミナー~漢方の真髄教えます

2024年 GW・開催予定


今回のセミナーは漢方薬・中医学を実践している方対象にしております。講座ではかなり専門的な内容を含み、かつ具体的な事ばかりとなりますので
漢方薬の知識がない方が受講しても意味は理解できないかもしれません。

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素問から学ぶ漢方の基本知識
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