社員の〇割が「会ったことがない」スタートアップのリアル
株式会社NAVICUS 代表取締役の武内です。今回は社内アンケートで面白いデータが得られたので、note記事にしてみました。
社内の実態調査アンケート
当社でリモートワークを推進している事、その過程での取り組みについて、過去何度か取り上げてきました。
3月現在、全社スタッフは合計23名。ただ、オフィスの座席は8席しかなく、案件上必要な時や全社イベント、研修等で都度集まるという組織運営を行っています。
そこで今回気になったのが、「社員同士で『1回も会った事がない』ペアはどのぐらいいるんだろう?」という点です。先日久しぶりに出社した日、スタッフ一名とすれ違って挨拶したあと、「あれ、そういえば会うの初めてじゃね・・・?」と後から気づいた場面がありました。そういったケース、実は社内全体で結構あるのでは・・・と思い、アンケートを取ってみた次第です。
アンケート結果
いきなり結果をペタリ。
入社日順でA,B,C... と名前を書き、それぞれ自分の欄から横軸で〇、△、×を記入してみました(〇=3回以上対面で会った事がある △=1,2回だけ対面で会った事がある ×=1回も対面で会った事がない)。
2021年2月末段階では、全社員のうち「4割が会った事がない」という結果になりました。実に半分近くという結果で、流石に驚きました。
結果を見て感じたこと
驚いた理由として、「全然そんな気がしない(いつも一緒にいる気がする)」事があります。
ここもリモート主体の組織の利点だと思いますが、「出社組」「リモート組」が分かれた構図ではなく、全社としてリモート体制でコミュニケーションしているため、全員が格差なくやり取りに入れている状態にあります。ここ伝わりづらい部分なんですが、本当に大事だと思ってます。
会ったか会ってないか、お互いのアンケート結果に多少のブレがある(笑)のも面白いところです。ぼくAなんですが、Q君たぶん2回しか会ってない気がするんだけどな・・・。
因みに僕がAだと明かすと、社長に会わないまま入社して業務しているメンバーがいる事がバレます。ただ、選考自体は僕が担当しており、入社以降もZoom・Slackベースでコミュニケーションする機会は比較的多いです。
以前のnote記事で取り上げた施策諸々のほか、毎週各案件の学びを共有し合う「事例共有会」、月に1度の「全社会議」、月1回の1on1などもあり、日常的にやり取りがあるため、会った回数の認識のブレも生まれる(普段から会ってるように錯覚している)わけです。
※当社執行役もよく分からなくなっている模様
また一方、節目として見えたのはやはり「コロナ禍」です。
グラフ上部に注釈で「※コロナ禍」と書いてある箇所がありますが、そこより右のメンバーは「コロナ禍以降に入社」しているメンバーです。最後にリモートメンバー含めた全社集会を実施したのが2019年12月末なので、その場に参加していないメンバーは「一度も会った事がない」割合が高くなってます。
とはいえ会いたいよね
以上の傾向から「フルリモート最高!対面必要なし!」とまで言うかというと、決してそんな事はなく。やはり節目で直接会ってコミュニケーションし、お互いを知った上での方がオンラインコミュニケーションも円滑に進む実感があります。
そのため、今も新メンバーが入社した際は最初1週間を目途に出社業務をしてもらい、その間に関連するメンバーも入れ替わりで出社をし、業務初動の支援や関係づくりを行っています。
また、最近珍しく実施した対面の研修では「いつもZoomで見てる〇〇さんが目の前にいて、芸能人に会えたみたいな気分になる!笑」といった話も飛び出し、社員同士の対面がちょっとしたイベント化している面白さも感じました。
やはり、顔を突き合わせたコミュニケーションの価値は特別。夏の3周年パーティは是非リアル対面でやりたいなと思う所存です。
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