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Why? TAKEUSMI⑤&⑥
※ 本稿は「Why? TAKESUMI⑤」及び「Why? TAKESUMI⑥」を元に、一部加筆修正を加えて記載しています。
まいど、株式会社TAKESUMIの代表取締役社長の小松です。
前回に引き続き、なぜ私がTAKESUMIに関わるようになったかについてお話したいと思います。
<私が確認したいと思ったこと>
1.竹炭インテリアを、標準化して、工業製品化できないか?
2.竹炭インテリアなど祝い花の市場規模はどれぐらいなのか?
3.お客様は誰で、お客様から受け入れられる価格はいくらで、お客様の活用シーンは何なのか?ニーズがあるのか?
竹炭インテリアをソーシャルビジネスとして事業化するうえで、3つ目のポイントはマーケティングに関する点です。
なお、「マーケティングとは、顧客満足を軸に『売れる仕組み』を考える活動。」(グロービス経営大学院より引用)のことを言います。
3.お客様は誰で、お客様から受け入れられる価格はいくらで、お客様の活用シーンは何なのか?ニーズがあるのか?
南が、竹炭インテリア制作において、20年のキャリアがあるとはいえ、彼女が今まで手掛けてきたのは、高級ホテルや高級レストランに「1点モノ」として納品されるようなハイエンドなアートの世界です。
今回は、竹炭インテリアを「アート」から「オシャレな工業製品」にする計画です。
その場合、お客様は誰で、お客様から受け入れられる価格はいくらで、お客様の活用シーンは何なのか?ニーズがあるのか?などを考えなければなりません。
簡単なアンケートをしたうえで、私たちが考えた仮説・想定案は、以下のとおりです。
<私たちが考えた想定のお客様>
お客様 コアターゲット 50代~70代女性
周辺ターゲット 30代~40代女性
訪日外国人(インバウンド)客
ペルソナ (1)お金にゆとりがある人
(2)環境問題などSDGsに興味がある人
(3)社会的課題の解決に興味がある人
(4)スローなライフスタイルなどに興味がある人
(5)化学的な商品ではなく、自然派商品に興味がある人
価 格 平均2万円程度(祝い竹炭)
活用シーン お祝いの贈答品
私たちが言いっぱなし(!)で考えたのは、この竹炭インテリア・ブランド「TAKESUMI」を成功させるには、30代~40代のオシャレで、知的なハイキャリアな女性に興味を持ってもらえるようなプロダクト(商品)とPR戦略を立てなければならないと考えたのです。
さて、この仮説があっているのか。
それを知るためには、私たちは、実際に、テスト・マーケティングをやってみることにしました。
<私たちが考えた想定のお客様>
お客様 コアターゲット 50代~70代女性
周辺ターゲット 30代~40代女性
訪日外国人(インバウンド)客
ペルソナ (1)お金にゆとりがある人
(2)環境問題などSDGsに興味がある人
(3)社会的課題の解決に興味がある人
(4)スローなライフスタイルなどに興味がある人
(5)化学的な商品ではなく、自然派商品に興味がある人
価 格 平均2万円程度(祝い竹炭)
活用シーン お祝いの贈答品
「テスト・マーケティングとは、商品やサービスの販売にあたり、予め決められた地域や流通チャネルなどを用いてテスト的に行うマーケティング手法。」(グロービス経営大学院)のことをいいます。
私たちもテスト・マーケティングを実際にしてみることにしました。(1)大手百貨店での催事コーナーでの販売、(2)谷中銀座商店街での催事での販売を試しにやってみました。
果たして、私たちの想定は合っているのか?
1.大手百貨店での催事販売
私たちは、今までのネットワークを活かして、大手百貨店の催事コーナーで、期間限定で、竹炭インテリア「TAKESUMI」をショップ開設させていただくことになりました。
大手百貨店ですので、メイン・ターゲットは年齢層が高めで、取扱商品も良質でやや価格感も値が張るものが多い印象です。そのため、私たちの想定に一番近い場所でテスト・マーケティングができる印象です。
結果は、意外に購入層の年齢にばらつきがあった(予想以上に、若い女性も購入してくれた。)ものの、お客様とも話をしてみたところ、大体は概ね合っていたイメージを持ちました。
実際にテスト・マーケティングをやってみて分かったことは、「竹炭」=消臭効果があるということについては非常に認知が進んでいたことです。
2.谷中銀座商店街での催事販売
次に、訪日外国人がいそうな場所を探して、テスト・マーケティングをしてみようという話になりました。
私たちがこの竹炭インテリア事業を開始してみようと考えたのは2015年のことです。これから2020年の東京オリンピックに向けて、訪日外国人が増えるに違いないと考えて、日本の文化=竹炭という切り口で、日本のお土産として竹炭インテリア「TAKESUMI」を世界デビューできないかと考えたのです。
こちらの結果は、訪日外国人のうち、日本の文化や歴史に興味を持っている欧米人の方は興味を持ってくれるものの、日本での観光を楽しみに来ている中国人などアジア系の方々は、当時はドラッグストアなどが”爆買い”がはじまるような状況で、なかなか厳しそうな状況でした。
また、訪日外国人の方をメインに据えて販売するには一つ問題があり、それは配送の問題でした。
これについては、竹炭インテリアをビジネス化するうえでの、一番の障壁になってしまったので、後日あらためて記載したいと思います。
テスト・マーケティングの結果は、私たちがなんとなく想像したとおりで、これならば市場もしっかりして存在しており、ターゲットとなるお客様のイメージも、商品の価格感も、理解することができました。
これならば竹炭インテリア事業をビジネス化ができそうです。
さて、このWhy?TAKESUMIシリーズですが、最後にまとめをして締めくくりたいと思います。(つづく)
<ご紹介>
ECサイト「祝い竹炭」 胡蝶蘭など祝い花のような贈答品用の竹炭インテリア
ECサイト「飾り竹炭」 ご家庭やオフィスに置くことができる竹炭インテリア
株式会社TAKESUMI 代表取締役社長 小松 裕介
2013年3月に、新卒で入社したソーシャル・エコロジー・プロジェクト株式会社(現社名:伊豆シャボテンリゾート株式会社、JASDAQ上場企業)の代表取締役社長に就任。同社グループを7年ぶりの黒字化に導く。2016年1月に株式会社TAKESUMI設立と同時に代表取締役社長に就任。2016年4月より総務省地域力創造アドバイザー及び内閣官房地域活性化伝道師。2019年6月より国土交通省PPPサポーター。