
【一人で勝手に旅気分】377
(過去の旅についての振り返りです)
★祭りの後に、掃除の煩わしさに気づいても、後の祭り(2023年1月下旬)
<探究対象…タイ、バンコク、旧正月、春節>
今日の「ナゼ・ナゾ」は、タイ・バンコクの写真です。この写真を撮影したのは、2023年の1月下旬です。さて、どんなところが「ナゼ(疑問を持った)・ナゾ(気になった)・アンテナ」に反応したのでしょうか。
今日の写真に映っているのは、タイ時代に住んでいた家の近くにあったレストランの様子です。このレストランをよく使っていました。最初の1枚に映っているのはテラス席なのですが、第一印象は「とても散らかっている」なのではないでしょうか。
私がここに注目した理由は何であるのか推察してみると、お店は営業中にも関わらず、散らかり放題のテラス席がそのままで店員さんは誰も片付けようとしていなかったからだと思います。
2023年の1月下旬は、旧正月(春節、ChineseNewYear、CNY)でした。タイは上座部仏教が盛んな国なのですが、中華系の企業も人口も年々増えているからなのか、旧正月を祝う装飾を各地で見かけました。
当時私が住んでいたのはミンブリーというバンコク中心部からかなり離れた地域で、そんな所だったにも関わらず、旧正月の真っ赤な飾りを見かけることが多かったです。
写真のレストランは、いつも料理を食べながら、コラムを書いたり予習をしたりと、かなりお世話になっていました。この日は休日で、午前中に通りかかったのですが、テラス席が驚くぐらい散らかっていました。
しかし店員さんが片付ける様子はありません。なぜこんなに散らかっていたのかというと、旧正月の当日を迎えると、爆竹を鳴らしてお祝いをするからです。日が変わる頃から、打ち上げ花火が色々な場所で上がり、合わせて爆竹に火をつけてお祝いをします。しかも爆竹の音が大きければ大きい方が縁起の良いものと考えられているからなのか、一斗缶のようなものに爆竹を入れて、けたたましい音を鳴らす家がほとんどなのです。
このレストランでもテラス席で、爆竹をたくさん鳴らしたのでしょう。爆竹の残骸が無数に散らばっています。そしてこの状態のままだと、テラス席は使用できません。
今回の「ナゼ・ナゾ」は、お祝いを盛大に行った結果、掃除の大変さだけが虚しく残ってしまったバンコクの写真でした。
縁起が良いとはいえ、お祝いした後に掃除をしなければならないことを考えると、爆竹を鳴らす場所をきちんと検討した方が良かったのではないかと思ってしまいます。ノリや勢いに任せて散らかしてしまってから、掃除の大変さに気づいたとしても後の祭り、後悔先に立たずですね。
なお、「爆竹」はタイ語で「ประทัด(プラタット)」といいます。ラオ語では「ປະທັດ(パタット)」になります。
【記事累積:2193本目、連続投稿:1224日目】
#この街がすき #旅のフォトアルバム
#探究 #探究学習
#タイ #バンコク


