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❖ソラコラ:カラー18(The ever-changing sky outside the airplane)❖ まいに知・あらび基・おもいつ記(2024年1月2日)

(色んな場所の空(ソラ)を使ったコラージュ(collage)、空の様子は刹那的、刻一刻と姿を変える、私が作るコラージュも瞬間的な思いつき、唯一無二の自己満足)

【記事累積:1901本目、連続投稿:835日目】
<探究対象…飛行機、雲の上、日の出と日の入り>

今日のコラージュは「刻々と移り変わる飛行機の外の空」です。

素材となっている写真は、先日搭乗した飛行機の座席から見えた空です。私は座席指定ができるときは基本的に通路側を選ぶようにしています。窓側が好きな方もいるとは思いますが、私の場合は、窓の外から見える景色を楽しむことよりも、気兼ねなくお手洗いに移動できる利便性があることが重要なのです。ただフライト時間が短いときは、座席がどこになったとしても我慢できるかなと考え、座席指定はしません。最近はLCCを利用することが多く、LCCだと座席指定は有料サービスになっているので、フライト時間が長いとき以外は、座席指定をせず運に任せています。

そしてこの前の座席は残念ながら窓側でした。フライト時間は長くなかったので、特にストレスを感じることもありませんでしたし、窓側ということで外の景色を楽しむこともできたのでした。

今回ベースにした写真は、特定の1枚ということではありません。また座席から見える景色なのでアングルの変化はほとんどありません。そこでベースは写真そのもの、すなわち「空間」ではなく、フライトの最初の方から最後の方までの景色の移り変わり・経過、すなわち「時間」というものをベースに考えて、写真を配置することにしました。

しかし一番の悩みどころはその配置でした。それぞれの写真はタテよりもヨコが少し長めの長方形です。以前タイ・バンコクに住んでいたときのアパートのベランダから見える朝の風景をコラージュにしたときは、時間経過のメカニズムとして「渦巻き」を利用しました。このときは写真の大きさは全て均等の渦巻きでした。またシンガポールのナショナルデーの様子をコラージュにしたときは、同様に渦巻きではあったのですが、こちらは写真の大きさをフィボナッチ数列の比率で変化させていました。こういったメカニズムについては、できるだけ同じものは避けたいなという気持ちがあるため、今回はどんなメカニズムにしようか、なかなか良いアイデアが出てこなかったのです。

また使用する写真を多くすると、一つ一つを小さくしなければなりませんが、特に太陽の存在が最も感じられるように映っている写真は小さくしてしまうともったいない気がして、できるだけ大きく使いたい気持ちがありました。そうなると太陽の存在が最も感じられない写真はそれと対になる関係性なので、両方を同じ大きさで扱わなければバランスが悪いと思い、それぞれに全体の四分の一の大きさを割り当てることにしました。そして対の関係性に基づき、はす向かいに並べてみました。

残りのスペースは、もう一方のはす向かいの四分の一ずつとなります。ここに太陽の存在が最も感じられる状態と太陽の存在が最も感じられない状態を繋ぐ時間を埋めることになる写真たちを並べていきます。しかしここでの時間経過について、四分割されたスペースに太陽の存在が最も感じられる状態と太陽の存在が最も感じられない状態をはす向かいに配置したことで、座標軸でいうところの第1象限から第4象限での時計回りとか反時計回りが成り立たなくなっていました。

そこでこれまでの渦巻きや時計回り・反時計回りなどが属する「円環的な時間経過」のメカニズムではなく、「S字を描く時間経過」のメカニズムを思いついたのです。ただこの「S字を描く時間経過」は大きな分け方で考えると「直線的な時間経過」に属していると考えられます。円環的なそれは、元の場所に戻っていくような流れですが、直線的なそれは元の場所に戻らず離れていく流れです。S字の動きは曲線なのですが、元の場所から離れていくものなので大まかに考えると後者に属するわけです。

また並べた写真はアルファベットのSの通りに見ていくと「日の入り」に向かっていく時間経過のように見えます。そしてSを逆からなぞるように見ていくと「日の出」に向かっていく時間経過のように見えます。写真だけだと見る人によって「日の入り」にも「日の出」にも見えると思いますが、実際は飛行機が離陸する頃に日が傾き始めていて、飛行機が飛んでいる間に日が沈んでいるので、写真に映っている太陽は「夕日」なのです。しかし写真だけだと「朝日」のように見ることもできるのは不思議ですね。

こうして18枚目(中央がメインで、西方面は日の入りの矢印あり、東方面は日の出の矢印あり)のコラージュが完成したのでした。

#この街がすき   #旅のフォトアルバム
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