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アンラーン💣リラーン📚ためらわん♫run89…⭐ネクタイピンのモチーフは外の世界を良く見るためではなく、むしろ自己の内なる世界に向けられたメッセージ⭐️

(これまでの虚栄を解きほぐす「unlearn」のため、頭の中を刷新する「relearn」を躊躇なく進めるための記録)

<探究対象…コラム、時間の感じ方、謙虚さ、初心、ネクタイピン、コンクリン>

勤務校の通常授業は一週間前に終わっていたものの、それから6日間で冬期講習が行われていたため、本格的に冬休みに入るのは今日からとなりました。

ということで、これから1週間くらいは学校に足を運ぶことはなさそうです。現在の勤務校の初出勤は9月30日だったので、3カ月が経過したことになります。

この3カ月を振り返ってみると、「あっという間だったなあ」、「まだ3カ月だったのか」という真逆に思える印象の両方を抱いています。

前者の印象については、年度途中での勤務開始ということで、新たに赴任した教員は私しかおらず、学校の様々なことが分からないという状況・心境を共有できる同期がいなかったことの影響が大きかったかもしれません。

「分からなければいつでも質問してください」
これは私の職場に限らず、たいていの職場で新しい人に投げかけれられる言葉だと思います。これを額面通り「いつでも質問していいんだ」と受け取り、とにかく何でも質問するという行動については、評価が二分されると私は考えています。

新卒に近い場合には、色々な経験がそもそもないので積極的に質問するのも仕方がないでしょうし、質問それ自体が「前向きに学ぼうとする姿勢」と受け止められる可能性があります。しかし私の年齢の場合、分からなくてすぐに質問していると、「まず何かしら調べてみたり、これまでの経験を利用して推察したりを面倒くさがって、自分の頭で考えようとしない後ろ向きな姿勢」と受け取られかねません。

昨今「働かないおじさん」という言葉もよく見かけるようになり、たくさん質問していると、すぐに答えを誰かに求めて楽をしていると見られ、知らず知らずのうちに自分もその部類になっているのは嫌だったので、質問よりも自分で調べる方を選択していました。

ここで同期の教員がいたならば、同じような分からないポイントを共有でき、調べたり考えたりする機会を減らすことができたと思います。しかし年度途中のタイミングで同期教員はおらず、その結果、共有ファイルや資料を調べたり、自分の経験と組み合わせて考えたりを続け、気づいたときには退勤時間を過ぎているという日々の繰り返しでした。そのため、あっという間に3カ月が経っていたと感じています。

一方でそれとは真逆の後者については、初出勤の翌日に、学校の流れも、先生方の名前や顔も、生徒の様子も、とにかくほとんどの情報が皆無に近いまま、いきなりスポーツ大会があって、激流の中に投げ込まれてのスタートの影響が大きかったかもしれません。

スポーツ大会は2日間あり、その翌日から授業、そしてその週は土曜日も授業で落ち着く間もなく一週間が終わったのでした。次の週も土曜日まで授業がある週で、最初の2週間は非常に長く感じました。それからも土曜授業がない週の土曜日か日曜日には、入試関連の行事が入っていたため、土日の両方がお休みになることはほとんどありませんでした。

こうして授業、行事、入試業務、加えて部活動など、多岐にわたる活動と向き合っていると、かなり長い期間、この職場で働いているような錯覚に陥っていたわけですが、カレンダーを見てみると実はまだ3カ月であることに気づき、驚きや脱力が交じり合った複雑な気持ちだったのです。

この2つの印象それぞれから、今後の課題が見えてきます。前者については、「働かないおじさん」に見られたくないという理由で質問を避けているとすれば、それはプライドの執着でもあるので、質問のタイミングを考えながら「謙虚」に業務と向き合うことが課題です。

後者については、「だいぶこの職場にも慣れてきたな」というような過信や慢心で安易な判断をしてしまわぬよう、丁寧さや慎重さをもって業務と向き合うことが課題です。この丁寧さや慎重さというのも、結局のところは「謙虚さ」が土台にあると思います。

「人間関係を築くのも壊すのも、あなた自身だということです。よい関係を築くには、自己の世界を出て『謙虚さ』という架け橋を渡り、相手を重視することから始めなくてはなりません。この態度があって初めて、友情、尊敬、そして協力を得られるのです。」
これはアメリカの作家・生涯教育家であるロバート・コンクリンの言葉とされています。さきほどあげた自分の課題は、質問を避ける態度と慣れたという錯覚のどちらについても、「謙虚さ」の欠如に起因するものでした。この謙虚さというものがなければ、コンクリンが述べているような良い人間関係を築くことはできないと思います。

とにもかくにも昨日で3カ月の業務が一区切りしました。そんな節目になる日ということで、ネクタイとネクタイピンを初出勤と同じ組み合わせにしてみました。ネクタイもネクタイピンも、9月末までお世話になった職場を離任するとき、先生方からプレゼントしていただいたものです。

ネクタイは私が好きな青や黒をベースにした落ち着いた雰囲気のもので、ネクタイピンはメガネをモチーフにしたものです。ネクタイは3カ月の間に何度もつけていますが、ネクタイピンは初出勤のときだけつけて、それ以降は使っていませんでした。

なぜ初出勤のときにこの組み合わせにしたのかというと、前の職場で学んだこと・経験したことを意識してスタートしたいという思いがあったからだと思います。

その初心を大切にしようという思いから、昨日は初出勤の組み合わせを選んだのでした。2025年も初心を大切し、ネクタイピンのメガネで自分の内面をしっかり見つめながら、謙虚に生活することを心がけたいと思います。

【記事累積:2177本目、連続投稿:1197日目】

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