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『ファートンいきもの記』【31】

今日の「いきもの」は≪イースト・サイDOG≫である。
奴は「ジェット団」というグループを作ってラオスの首都ビエンチャンで幅をきかせている。しかし、この街にはもう一つ「シャーク団」というグループがあり、2つのグループはいつも抗争を繰り広げている。かつてニューヨークのウエスト・サイドで、同じように2つのグループが対立し、歌やダンスを交えながら争う出来事があったが、奴らはラオスを拠点としているので、アジアのイースト・サイドでの争いということになるだろう。奴らの縄張り意識は強く、特に夜になり人通りがなくなると、縄張りに近づく者を徹底して排除しようとする。それでもバイクや車ならば、奴らの追撃を避けることができるのだが、私の場合、夜に散歩していたときや、自転車で走っていたときに、奴らに攻め立てられ、身の危険を感じることが度々あった。

奴の「とくしゅ(特殊能力)」は「Jet Song」である。
奴らは歌やダンスで相手を威嚇する。
Here come the Jets!(ジェッツが来るぜ!)
Like a bat out of hell—(地獄からやってきたコウモリのように)
Someone gets in our way,(俺らの道を遮る奴がいれば)
Someone don't feel so well!(そいつは痛い目をみるぜ!)
Here come the Jets!(ジェッツが来るぜ!)
Little world, step aside,(けちな野郎はどいていな)
Better go underground,(地下に潜るか)
Better run, better hide!(走って隠れろ)
We're drawin' the line,(こっから先は俺たちの縄張り)
So keep your noses hidden!(おとなしく引っ込んでな!)
奴らは昼も夜も、そうやって自分たちの存在をアピールしている。

#イヌ   #ウエストサイドストーリー   #ラオス   
#おすすめミュージカル   #生物がすき
(以下で今日の「いきもの」をスライドにて紹介)
(奴らのうろつく様子も動画で紹介)

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