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【一人で勝手に旅気分】373

(過去の旅についての振り返りです)
★ 仕事が大切なのはもちろんだが、なぜあんなにストイックだったのだろうか(2022年11月)

<探究対象…タイ、バンコク、ロイクラトン>

今日の「ナゼ・ナゾ」は、タイ・バンコクの写真です。この写真を撮影したのは、2022年の11月です。さて、どんなところが「ナゼ(疑問を持った)・ナゾ(気になった)・アンテナ」に反応したのでしょうか。

今日の写真に映っているのは、タイ各地でお祝いされるロイクラトンというお祭りの様子です。このお祭りはタイ旧暦・陰暦の12月(太陽暦だと例年11月あたり)の満月に合わせて祝われる行事です。2022年だとタイ旧暦・陰暦12月の満月は11月8日でした。この「ロイクラトン祭り」では運河や川に灯篭が流されます。

私がここに注目した理由は何であるのか推察してみると、2022年にタイに住んでいて、この日は家からすぐのところにある運河沿いの寺院でお祭りの様子を見たのですが、この日が平日で翌日も授業があるという理由で夜中などの盛り上がりを見届けずに帰宅してしまっていたからだと思います。

タイは私にとって三カ国目の海外生活の国でした。そのためシンガポールで初の海外生活をスタートさせたときのような積極性が薄らいでいたのかもしれません。異文化の国に住んでいるとき、年に1度のイベントというのは、それほど頻繁に経験できるものではないはずです。それなのに翌日が普通に仕事だからという感覚で引き上げてしまったのは非常にもったいないことをしたと、今更ながら後悔しています。

このあとタイに住んでいるわけではないので、ロイクラトン祭りを経験したのは結局このときだけです。そのため、ロイクラトンの雰囲気を楽しむチャンスはありません。

もちろん海外生活をしていたのは、タイの在学教育施設の教員として勤務していたからではありますが、国内で普通に仕事をしているのと大して変わらないようなスタンスで過ごしていたのか不思議です。現在に比べて、当時の自分はストイックというかドライだったのかもしれません。

今回の「ナゼ・ナゾ」は、ストイックに仕事を優先したことで、海外生活での貴重な経験のチャンスを減らしていたなあと思ってしまう写真でした。

タイ語で「クラトン/グラトン(กระทง)」というのが「灯籠」を意味しています。またタイ語の「ローイ(ลอย)」が「浮く、浮かぶ」という意味です。

各地で川や運河に灯篭が流されるのですが、チェンマイでは同じ日に「コムローイ祭り」というものがあって、ここでは熱気球のような形をした灯篭が空に放たれます。こちらのお祭りとタイのイメージが結びついている人も少なくないのではないでしょうか。

次にタイを訪れるのがいつになるのか分かりませんし、タイ旧暦・陰暦で12月の満月の時期にタイミングよく国内での仕事がないというのは、確率として低いと思います。でも、もしその機会に恵まれたならば、寝不足覚悟でロイクラトン祭りを楽しみたいものですね。

【記事累積:2166本目、連続投稿:1159日目】

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