【創業note】やるべきことをきちんとやっていると自己効力感を持てる話~2期目の振り返り~
こんにちは。株式会社シンシア・ハートで代表取締役をしている堀内猛志(takenoko1220)です。
このnoteでは、起業を志してベンチャー企業に新卒入社したのに、結局17年も所属してしまった結果、38歳6か月にしてやっと起業した人間のヒューマンストーリーという名のポエムブログを書いています。
6月より早いもので第3期目に入りました。相変わらず仕事にプライベートに趣味に一生懸命楽しんでいます。家族の件もまだまだ落ち着いていない状況ではありますが、僕の様子を見てマインドがタフだねと言われることが良くあります。タフというか自分のできることだけに集中して、できないことは考えないようにしているのですが、それが実は難しいことなのではないかと思いました。
僕は基本的には「何とかなる」「何とかできる」の精神でやっているので、自己効力感が高いのだと思います。そんな自分を作り出しているものは何かを振り返りとともに整理してみました。
自己効力感を高めるために必要だと思うモノ
自己効力感は生きるうえでめちゃくちゃ大事なモノです。自己効力感=エフィカシーについては下記のnoteにまとめています。
僕の考える自己効力感を高めるために必要だと思うモノは以下の通りです。
ひとつずつやっていることを振り返ります。
なんだかんだ一番重要なのは「健康」
独立してからめちゃくちゃ健康に気を配るようになりました。健康になるためのワザはその道のプロの人から学んでもらえればと思いますが、健康を維持することではなく年齢を重ねるごとに元気になることの重要性を感じています。
20代30代よりも今が元気だと言えるポイントは以下の通りです。
肉体は基本的に衰えていくことを考えると若返ることはありえません。それでも元気度が増して健康になっていると感じるのは、肉体的にも精神的にも無駄なインプットやスループットによってエネルギーを無駄に浪費していたのだろうと思います。
自分にとって意味の感じない業務、付き合いたくもない人間関係、習慣的に食べていただけの食事、あるから飲んでいた酒、過度に収集していた情報など、時間や脳や胃袋含めた身体にインプットできる総量は限られているのに無駄にインプットすることで身体の中で働いている機能という従業員に無理をさせていたブラック企業でした。
これらを見直して効果的、且つ効率的にインプットしていると自分のエネルギーを無駄に浪費することはなくなります。これができるようになったのは、他人比較を止めて自分のゴールと持ち味にフォーカスしたこと、それに伴って一気に不必要なもの(食事、業務タスク、人間関係、情報)をリストラしたことがよかったと思います。
逆に、今まで動かさな過ぎたものを動かすようになりました。それが筋肉です。人間も動物であり、長時間座って過ごすようにできていません。なので歩く、鍛えるを増やすようにしました。これまで使い切っていなかったものがきちんつ使われるようになったことで身体が動きやすくなってきたようです。
心身ともに健康だと朝起きるのが楽だし楽しみです。今日は何をしよう!次は何をしよう!と思えていると自然と自己効力感がみなぎってきます。
イレギュラーの自分を正常に戻してくれる「ルーティンワーク」
エネルギーを無駄に使わないために、脳と身体の自動化=ルーティンワーク化を積極的に取り入れています。僕のルーティンワーク化のステップは以下のようなイメージです。
まず①では1日のどこに食い込むか考えます。僕は朝型人間なので、朝早ければ頭が働きますが、夜に向かってどんどんポンコツになります。よって、クリエイティブな業務ほど朝に、面接や議論のように相手がいて自ずと集中しやすい業務は午後に、考えずにオペレーティブにできることは夕方に、と業務を割り振っています。
次に②についてですがカレンダーで絶対に押さえます。短い業務も全部スケジュールしています。そしてアラートをセットすることで始まる5分前までそのことは思い出さない用意しています。これは脳の容量を無駄に使わないためですね。
③の報酬がないと続けるのが億劫です。早起きの場合、好きな味のプロテインを飲むことが楽しみにしたり、早朝のカフェ業務ではカフェの店員さんと軽く挨拶と会話をするのが好きです。そんな感じの小さな報酬を自分の中で決めています。
④の成長記録は日記やチェックリストを日々書きとめています。ここに手間がかかっては本末転倒なのでスマホでポチっとして終わらせます。
⑤の継続は重要ですね。特に外出が必要なルーティンは雨がふるとおっくうになりますが3週間は続けます。読書などしたくないと思う日でも数ページはパラパラと眺めます。3週間続けると自然に脳がルーティン化し、歯磨きのようにやらないと気持ち悪くなります。
家族の件で色々あった僕ですが、不安に駆られるメンタルを正常に戻してくれたのはルーティンワークのおかげです。どんなに不安になっても日常は変わらずやってきて、自分はやるべきことをするだけだと、ルーティンワークをしていると冷静になります。ドキドキする心拍が正常に戻るようなイメージです。
そして、ひとつのルーティンワークを毎日終わらせるたびに「自分は継続できる人間だし何でも続けていればできるようになる」という自信と自己効力感を与えてくれます。
新しいことへの「挑戦と達成」
ルーティンワークを使って脳を自動化することも大事ですが、同じだけ日常を壊すことも大事だと思っています。それは刺激があるから脳が活性化すると思っているからです。
子どものマインドや価値観が柔軟なのは固まっていないコンクリートのようなものです。だからこそ幼少期の教育に気をつけないと変な足跡がついた状態で固まってしまい、それは大人になっても変えることのできないしがらみになったりします。
価値観の底の底はなかなか変えようがないですが、表面は大人でもやわらかいものです。ゆえに、表面まで固めないように固まりかけているコンクリートを練り直しやわらかくし続ける必要があります。それができるのが新しいことへの挑戦です。
日常を変えること、大きな挑戦をすることはなかなか難しいものです。しかし、少しの変化は第三者の力を使えば簡単にできます。それが「人・本・旅」の3つの力です。新しい人に会って知った価値感や経験を実際にやってみたり、本で知った知識を試してみたり、いつもと違う店や場所に出かけたりすることで新しい価値観やモノの見方が養われます。
これを実践するためには自分ルールを作っておくといいです。僕は『全てやってみる』『その場ですぐにやってみる』を自分ルールにしています。昔は「おもしろいですね!やってみます!」とか言いながらやらないことが多かったです。なので今は知った瞬間に申し込みスケジュールに入れやらないといけない状態を作ります。僕には無理、僕には向いていない、という言葉は禁止しています。
やってみたら大体のことはできるものです。その達成感や充実感によって新たな挑戦欲求は磨かれるし、自己効力感も向上します。
「夢」の解像度を上げることで「自分に期待する」
毎日自分の夢を映像化し、言語化しながらほくそ笑んでいます。キーワード検索で自分の夢の映像に近い画像を集めたり、図解化したり、セレモニーでのあいさつを考えたり、気持ち悪いくらい妄想をして楽しんでいます。
スマホの待ち受けにも自分の夢を実現した言葉を置いて、日々目にするようにしています。日常に組み込んでいるとなんだか本当に夢側の自分になっている気になるものです。
夢というゴール側にいると、次はこんなことをしよう、こういうのもどうだろう、という想像が膨らみます。小さい頃は毎日が楽しく、年齢を重ねることで新しい経験ができることにワクワクときめいていました。
しかし、働き出し同じ日常を繰り返す中で、これがずっと続くと考えると人生の終局図が見えた気がしてとたんに人生を送ることがつまらなくなりました。前職を辞めたのもそれが理由ですが、自分の現状をリニアに成長させることは安定感と安心感はありますが、120%成長させ続けようが現状が高度化するだけで新たな価値観や感情が生まれない気がしました。
人によってはそれが幸せだと思う人もいるでしょう。でも僕はそれが嫌だったので独立を決めました。自分の夢に向かって、明日や未来がより楽しみで期待に溢れさせたかったからです。独立に当たって様々な形容詞に優先順位をつけたんです。
書ききれませんが、このように形容詞を並べて、自分はどれを言われていると嬉しいかなって優先順位をつけると、「お前、面白い人生送っているな!」だったんですね。面白いは爆笑よりもユニークで創造的であることです。なので、自分らしく楽しんでいる自分になろうと思いました。
「すごい!」も好きですが、そのすごいは1番でいることよりもユニークであることに言われたい言葉なので人と比較しなくてもいいことがわかりましたし、「かっこいい!」も男として大事ですが、それもユニークに対して言ってもらう方が嬉しいので、身だしなみを必要以上にカッコつけることも止め、身に着けるものも自分らしいもので十分としました。
1年後、3年後、5年後、どんな自分になっているのだろう、どんなことをしているのだろうと考えるとワクワクしますし、期待できます。その期待が自己効力感に繋がっています。
自分を必要としてくれる「人との繋がり」
ポジティブなことばかり書いてきましたが、やはり失敗すると凹むし、売り上げが上がらないとテンションも下がります。そんな時に自分を癒してくれるのが人との繋がりです。
凹む、テンションを下げる、という行動は、自分の中で自分の価値を下げて考えてしまう状態です。それが続くと当然自己効力感も損なわれます。そんなときに自分を必要としてくれている人と会い、同じ時間を過ごしていると、減った自己効力感のボルテージがもとに戻るのを感じます。
「自分はここにいていい」「自分の存在が必要とされている」「自分がいることで誰かにパワーを与えられている」こんな感じの想いになるだけですごく救われます。いろんな場面や他のnoteにも書いてきましたが、家族、仕事だけではないサードプレイスを作ることは本当に大事です。
家族、仕事、趣味のコミュニティに同じ人が絡んでいる場合もあると思います。仕事の同僚と同じ趣味をしているとか、家族も仕事で一緒に働いているとか。そういう人はなかなか自分の存在をファーストプレイスやセカンドプレイスと切り離して考えられないので、全然違うコミュニティを作ったり、参加したりすることをおススメします。いつもと違う自分を知っている人がいる、というのも大事な感覚だと思っています。
僕のnoteを見て高校の時の友人で絵画のアーティストであるけんめいから絵が届きました。
ふたつの葉っぱは双子の紬希と陽翔で、それを包むピンクが妻、そして青が僕だそうです。「何もできへんから絵を描いた」ってメッセージが添えてありました。めっちゃ嬉しかったし、想ってもらえていること、自分のことを想って生命時間を使ってくれたこと、そのことが僕にパワーをくれました。本当にありがとう!
サードプレイスだけではなく、もちろんファーストプレイスやセカンドプレイスも大事です。ファーストプレイスである家族の存在が僕を強くし、セカンドプレイスである仕事の仲間が僕を高めてくれています。妻は抗がん剤治療が始まって2か月経ちました。順調に改善に向かっていると言いたいですが、実はそんなことはありません。でも、辛い副作用にも前向きに望んでいる彼女の姿を見ると僕が不安な顔はしてはいけないとぐっと引き締まります。
息子は本当に健康にすくすくと育ってくれています。
天使!いくら忙しくても毎日病院に通い沐浴と授乳を行うのが日課です。これが本当に楽しい時間です。どんどん大きくなり、動きや感情が生まれてきて、赤ちゃんの成長の早さには驚くばかりです。
noteを見て連絡をくれる旧友、これまで面識のなかった方と繋がれることも発信して良かったなと思うことです。「困ったことがあったら言ってね!」「こういうことならできるよ!」なんて言葉をいつももらいます。自分ができないことも周りにお願いすればこんなにたくさんの人が助けてくれるんだと思えます。それだけで自分以外の力を借りて成し遂げられることがある!と自己効力感がまた高まります。
年齢を追うたびに1日が過ぎるのが早く、また記憶に残らないと言いますが、独立してからは日々の経験に刺激が多いため、思い出がどんどん増えて、時が過ぎるのが遅くなった感じがしています。色濃い時間を過ごせていることに感謝です。7月も楽しんでいきます。繋がっていただいている皆さん、ありがとうございます!