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【創業note】体調不良を経て気合いを入れ直した話〜2024年1月振り返り〜
こんにちは。株式会社シンシア・ハートで代表取締役をしている堀内猛志(takenoko1220)です。
このnoteでは、起業を志してベンチャー企業に新卒入社したのに、結局17年も所属してしまった結果、38歳6か月にしてやっと起業した人間のヒューマンストーリーという名のポエムブログを書いています。
新しい年が始まってから既に1ヶ月が過ぎましたが、いかがお過ごしでしょうか。僕は、息子からもらった風邪で1ヶ月間ダウンしていました。体は重いし、鼻水は止まらないし、微熱は続くし、ようやく治ってきたかと思ったら吐き気と下痢に悩まされるし……。
仕事関係の方や友人と連絡をとっていても、何やら体調不良の人が多い様子です。昨年からインフルエンザの流行も続いてましたしね。
ということで、今回は、健康をベースに1月を振り返りつつ、今年特に力を入れていきたいと考えているエージェント業について書いていきたいと思います。
体調管理も仕事の一つ
これまで、僕の中には、ちょっとした体調不良で仕事を休むという選択肢はありませんでした。それは「給料はお客様からもらっている」というプロフェッショナリズムの精神を大事にしてきたから。お客様に対してやらなければいけないことが終わっていないのに、ちょっとした体調不良などで休むのはプロじゃないというスタンスです。
たとえば、僕が結婚式場のシェフだとします。明日、一生に一度の結婚式を控えるお二人に対して「ちょっと頭痛いので休んでいいですか?」「料理のクオリティ下がっちゃうかもしれません」なんて、言えるわけないですよね。
1年は365日あるので、その中には体がしんどい日もあると思います。でも、「ここは外せない」というタイミングや、自分の業務やタスクが残っている状態で体調不良にならないよう、自己管理するのがプロです。逆に、お客様や周囲に迷惑をかけない状態なら、体調不良で休んでも、旅行するために休んでもいいと思っています。
堀内式の風邪対策
実際に、僕はここ数年間、風邪すらひかずに生きてきました。前職の時代から数えても、体調のことで仕事を休んだのは、尿路結石になったときと、ひどい痔になって手術したときの2回だけ。運よく風邪をひかずにいられたわけではなく、ちゃんと予防した結果です。せっかくの機会なので、僕の風邪対策をお伝えしておきます。
(1)人と対面で話した後は、必ずうがいをする
お医者さんから、菌やウイルスはとにかく口から入ってくると聞き、コロナ禍前の時代からうがい・手洗いを徹底していました。特に、面接や会議が終わったら必ずうがいです。
(2)歯を健康に保つ
口の中にむし歯菌がいると、風邪などの病原菌を口の中に呼び込んでしまうらしいです。そうならないよう、定期的に歯医者に行ってのクリーニングを15年くらい続けています。
(3)体に入れるものに気を遣う
コンビニの商品や加工肉など、添加物がたくさん入っているものは基本食べませんし、ジュースもあまり飲みません。(アルコールは飲みます!)もちろん、体に悪いタバコは吸いません。
家族単位での予防は無理
こうした対策をもってしても、息子からもらう風邪を防ぐことはできませんでした。年末年始から、息子→妻→僕→息子・・という順番で体調不良ループが続き、1月末には胃腸炎のような状態に。点滴でしか栄養を摂れずぐったりしている息子はかわいそうでした。
僕自身も、1ヶ月間どんどん変わる症状と戦いながら働く毎日を、前職時代から20年間かけて磨いてきたプロ根性でなんとか乗り切りました。先輩パパの皆さんから噂は聞いていましたが、本当につらかったです。
家の中でマスクをしても、負の連鎖を止めるために一時デイユースホテルにこもっても、家族という単位で健康を維持するのは難しいということが改めてわかりました。
休む前提で仕事をする
今まで僕は、体調不良を予防する、または、体調が悪くなっても気合いと根性で何とかするという対応策をとっていました。でも、家庭内クラスターを経て「これはもうあかん。体調不良になる前提でいよう」と思うようになりました。年齢も重ねてきているので、体力的な問題にアジャストしていく必要もありますしね。
今後は「休まないためにどうするか」ではなく「休まなければいけない状況になったときにどうするか」を考えることが重要だと考えています。今後も「お客様から給料をいただいている」というスタンスは変えませんが、その時々で対症療法をとるのは嫌なので、あらかじめ備えておくつもりです。
ちなみに、ここ最近は、息子の調子がだいぶ良くなってきました。後は、僕自身の回復力に期待です!
個人プレーからチームプレーへ
実は、妻の身体のこともあったので、僕が動けなくなっても仕事が回るような体制づくりは昨年のうちから進めていました。チームメンバーも増え、今までは個人プレーの力技だったところが、ようやくチームプレーになる素地が整いつつあります。
特に、自社エージェント業の「シンシア・キャリア」には、僕よりも人材紹介分野のノウハウを持っていて、昔からの友人でもある頼もしい人が仲間に加わってくれました。彼には1月から本格稼働してもらっているので、さらに事業をグロースさせていくことができそうだと感じています。
シンシア・キャリアの成長に向けて
今後のシンシア・ハートのためにも、エージェント業を伸ばしていくことは必須だと思ったので、これから半年間は、僕自身もこの事業にしっかりとコミットしていきたいと思っています。そこで、改めて事業の方向性を見つめ直してみました。
正直、エージェント業には儲けやすいポイントがあります。それは、企業から「すぐにでも欲しい」と言われる人、たとえば、若手、女性、エンジニア、地方など、ニーズがある人をターゲットにすることです。
自社事業もそちらにシフトすれば、今よりもっと稼げます。でも、「自分は何のためにこの仕事をやってるのか」を問い直すと、やっぱりミドル世代、特に、僕の同世代である40代をターゲットにしたいと思うんです。
過去の記事でもお伝えしてきたように、40代で自分の将来がなんとなく見えきってしまって、腐っていく人たちは本当に多いです。そんな人生はきっと楽しくないでしょうし、社会的にも、若い人の足を引っ張るような40代が増えるのは望ましくありません。
これから先、40代の活躍は肝になるはず。だからこそ、僕としては、40代の方々がもう1度前向きになれるようなサポートがしたいと思っています。
40代の転職支援に必要なこと
40代の方々の転職を支援するにあたってのキーワードは「リマインディング」です。これは僕のオリジナルの言葉で、「心(マインド)を、もう一度(Re)持ち直す」といった意味合いになります。なぜ、僕がリマインディングを大切だと考えているのか、2つの側面からお話していきます。
1.「リスキリング」の前に「リマインディング」
新しい仕事や職務に適応するために、必要な知識やスキルを学び直す「リスキリング」は、今や多くの人に知られる言葉になっています。実際に、リスキリングに取り組んでいる人は結構いるようなのですが、ネット上に溢れているアンケート結果を見てみると「リスキリングが役に立った」と答えている人の割合はすごく少ないんです。
こうした事態が起こってしまうのは、「自分がやりたいから」という強い意志ではなく「会社に言われたから」「なんとなくやった方が良さそうだから」といった理由でリスキリングに取り組んでいるからではないかと思っています。
僕が考える人の行動の順番は「心が動く→頭が動く→体が動く」です。英語やプログラミングなど、世の中的に学んだ方がいいと言われていることについて、周囲がああだこうだと言うのを聞いて「やらなければ」と思うことはあっても、「やりたい」と心から思えていなければ、頭や体を動かしても、結局何も変わりません。
逆に、なぜ英語を話せるようになりたいのか、プログラミングをできるようになりたいのかを突き詰めて考え、自分が「めっちゃ学びたい!」と思えたなら、きっと意義ある学びになります。
大人になればなるほど「今さらしょうがない」と諦め、吸収力が下がってしまいがちですが、何事も吸収したくて仕方がなかった、若かりし頃のマインドを持ち直す=リマインディングすれば、新しいことに挑戦するための意欲も湧いてくるはずです。
2.リスクに対する考え方を「リマインディング」
挑戦するための意欲を持てたとして、実際に転職するためには、リスクを取らなければいけません。通常、そのリスクとは、報酬が下がることです。しかし、40代ともなると、家庭やプライドなどがあり、報酬が減ることを受け入れられない人がものすごく多い印象があります。
年収1000万円の人がいたとして、100万円お金をかけてリスキリングする場合と、転職でマイナス100万円の年収になる場合では、手元に残るお金は同じく900万円です。転職の場合、お金をもらいながら未経験の業界や職種のことを学べるにも関わらず、減った分の年収は勉強代と一緒だと捉えられない方が大半だと思います。
また、報酬と同じく、今のままの生活水準もキープしたいと考えている方がほとんどです。僕は、前職の役員だった時代と比べると収入はだいぶ減りましたが、それでも不要なものを買わないようにする、サブスクを解約するといった節約で、普通に生活できています。『年収90万円で東京ハッピーライフ』(大原扁理 著)という本があるように、すごく我慢したり、貧乏生活したりせずとも、生活する方法はあるんです。
もし、エージェントを頼らなくても、スカウトがどんどん来るような状況なら「報酬も生活水準も今のままがいい」という考えでも構いません。でも、そんな転職先が見つからないためにエージェントを利用するのであれば、自分の考えを見直すというリマインディングをするべきだと思います。
以下は、当社で支援した候補者様の動画です。40代でしくじらない転職について掘り下げているので是非ご覧ください。
僕自身もリスクを取っているという事実
正直、リマインディングなんかせずに、淡々とエージェント業を進める方が決まりやすいのは事実です。利用者様のうち、半分は「確かに!ちょっと気合い入れ直します!」と言ってくれますが、もう半分は「エージェントなんだから、こっちに説教せずにいい企業見つけてきてよ」と思っていること間違いなし。先輩エージェントからも、「お前、エージェント向いてないで」って言われます。
確かに、都合よく売り上げを上げていくなら、余計なことは言わない方がいいかもしれません。それに、僕だってできれば利用者様に嫌われたくありません。
でも、僕はやっぱり、利用者様の将来や、社会全体を考えることの方が大事だと思っています。リマインディングをサポートすることで、いかに若々しく、瑞々しい40代以上の方々を生み出せるか。そのために、本来であれば言われたくないようなこと、また、こちらも言いたくないようなことまで伝えて、本気で向き合っています。
僕は、ここに勝負をかけているからこそ、これからも今のスタンスでサービスを提供していきたいと思います。
気合いが入れば企業にも響く
長々とリマインディングについて話してきましたが、40代の方々には、スキルも経験も実力も備わっているという前提があります。約20年間かけて培ってきた業界や職種の専門性、プロジェクトのマネジメントの経験などですね。
また、仕事に対するスタンスも、いいモノを持っていらっしゃいます。「フルリモート」「残業・出張なし」など、プライベートを重視する傾向がある今の20〜30代よりも、エネルギッシュな方が多い印象です。
そんな方々が「スタートアップでもベンチャーでも、会社の規模は問わないから責任ある仕事がしたい」という意欲を持っている。ところが、普通に応募すると、残念ながら40代というだけで書類選考に落ちてしまうんです。これは、長期雇用を前提にする日本社会の特徴的な部分だと思います。
でも、そこを超えてみせるのが僕の役割です。それに「40代も採用します!」と言ってくれる企業も存在するので、気合いが入っている方なら、僕から自信を持って紹介することができます。そんな両者が出会うと、とてもいいご縁になることが多いんです。こうした成果が出せたときは、僕自身も大きな介在価値を感じることができます。
エージェント業の未来に向けて
2月以降は、利用者様はもちろん、40代以降を積極的に受け入れてくれる企業を増やすための取り組みにどんどん着手していこうと思っています。
よりエージェント業をグロースさせていくにあたって、メンバーも募集中です。気合いが入っている40代の方や、40代を迎える前に心機一転場所を変えて頑張りたい30代の方、ぜひご応募ください。
「全世代をときめかせる」というビジョンに共感してくれる方、僕たちと一緒に働きましょう!
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