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【コーチングの効果①】コーチングセッション前後の変化を公開~認知科学コーチング Vol.6~

こんにちは。株式会社シンシア・ハート代表の堀内猛志(takenoko1220)です。
こちらのnoteでは、私が実施している認知科学に基づいたコーチングセッションを受けていただくクライアント様に、セッション前に知っておくべき用語の解説、コーチングの実践方法、コーチングの事例を解説しています。

堀内は何者か、なぜコーチングを始めたのかは以下のnoteをご確認ください。

数回にわたり、認知科学コーチングを実践するコーチ、コーチングセッションを受けるクライアント両者が知っておくべき用語について解説しています。

1回目は、「あなたを無意識に支配している『ビリーフシステム』とは?」ということについて書いています。

2回目は、「あなたの人生が大きく変わる『ゴール設定』の3つのポイント」について書いています。

3回目は、「俺は海賊王になる」と言ってると本当に叶ってしまう『エフィカシー』の力とは?」ということについて書いています。

4回目は、「脳の機能を全部使うと数秒で餓死する?『あなたの目にはなぜか見えていない世界』とは?」ということについて書いています。

5回目は、「『集中力』に頼るのを止め『臨場感』を高め無敵になる方法とは?」ということについて書いています。

すべてつながっているので、ぜひ前回のnoteをざっと読んでから、今回のnoteを読んでみてください。認知科学コーチングの考え方や用語の整理ができると思います。

今回は「コーチングセッション前後の変化」について、実際にクライアント様に起きた変化について公開します。


モデル① 30代 男性 経営者

1人目は30代の男性経営者です。

コーチングセッション前後の変化

まじめで優秀な経営者に多いのですが、「自分は完璧じゃないといけない」という呪いがあり、「得意なこと」よりも「やるべきこと」に注力し、『他力』を活用することができません

また、まじめがゆえに、「やるべきこと」を経営者として前向きに受け取っているがゆえに、「やるべきこと(=have to)」を「やりたいこと(=want to) 」と、この方は無意識に勘違いしていました。これもよくあります。人は自分が本当にやりたいことを勘違いして認識していることがよくあります。

また、自分のwant toに素直になることが大事です。この方は「自分自身をプレゼンしたい」という想いが強いのですが、コンテンツを自分自身に置くことが無意識に憚れていたのか、うまく言語化できないでいました。この呪いを解き、自分自身をプレゼンすることで、誰が幸せになるのかを特定したことで、日本だけではなく、学歴社会の色が強い韓国人を対象にしたいという現状の外側が設定できました。


モデル② 30代 女性 人事

2人目は30代の女性で人事をされている方です。

コーチングセッション前後の変化

職業機能の定義では、会社内の役職や大雑把な職種名だけではなく、業務の機能を細かく分解していきます。例えば、事例の方のように人事の場合、採用、人材開発、組織開発、文化浸透、制度設計、給与労務などの機能に分かれます。さらに採用であれば、新卒採用、中途採用、アルバイト採用、、と分かれますし、採用のバリューチェーンに分解すると採用広報、エントリーマネジメント、日程調整、面談・面接対応、合否連絡、クロージング、オファー面談、入社書類の確認、などに分かれます。つまり、一言で人事職と言っても、人事業務の中のどの機能を担っているのか、と問われると、人によって大きく違ってくるのです。

では、そもそもなぜ職業機能を特定する必要があるのかというと、仕事のゴール設定を正しく行うためです。コーチングにおける仕事の定義は、以下の通りです。

①お金を払ってでもやりたいこと
②誰かの役に立っていること

①のみだと趣味になります。①②が揃って仕事と言えるのです。つまり、職業機能の定義を行わずにゴール設定をしようとすると、自分が現状持っていないスキルや担当していない業務に対するゴールを設定してしまいます。現状できないことで立てるゴールはただの妄想です。妄想の話を膨らませたいのであれば、コーチングではなく友達との飲み会で十分です。コーチングはセッションを通じて、ゴールに対して脳が無意識に向かう状態を作り、「自分は絶対にできる」というエフィカシーを醸成することです。エフィカシーとは、ゴールを達成するための自分の能力に対して効力感を持っていることを指しますので、現状全く持っていない能力を高めようとしても意味をなさないのです。

エフィカシーについては以下の記事をご確認ください。

ほとんどの人は、自分の所属組織の役職や、組織内での役割は言えても、自分の職業機能まで細かく特定し、自分の言葉で明文化できている人はいません。しかし、ここがめちゃくちゃ重要なのです。なぜならば、自分はどの機能によって報酬を得ているのか、ということが特定できれば、それが自分の価値であると自尊心が醸成されるからです。そして、そのエフィカシーの高い自身の持つ職業機能と、自分のwant toを踏まえて、ゴールを設定します。

事例の女性は、最初はやはり社内の組織機能から話し出されました。そこでコーチである私が掘り下げていくと、徐々に自身の機能にたどり着いていきました。ほとんどの方は、自分の職業機能を具体的に特定し、明文化されてくるにつれて笑顔になります。無意識にエフィカシーが高い領域がイメージできてくるので、表情やテンションという非言語にも高揚感が表れてくるのです。

職業機能を定義した後は、自身の中の「本当にやりたいこと(=want to)」を特定するのですが、ここでも注意が必要です。

want toの定義は以下の通りです。

①好きな人、または権威性の高い人から強要されたり、禁止されたりしても、それにあらがい、自分のしたいようにやってしまうこと
②疲れていてもずっとできること、息を吸うように自然にできること

やりたい気になっても誰かに止められたら止めてしまうレベルのことや、疲れているとやらないレベルのことは、真のwant toではありません。上記に沿って自分のwant toをチェックするとわかりやすいかと思います。

さらにwant toのフリをしているが真のwant toではないものは他にもあります。以下は、want toに見えて、実はwant toではないものです。

①承認欲求を満たすためのこと
②自己投影をしていること
③劣等感を埋めるためのこと

①は「ありがとう」をもらう、人に喜んでもらう、などのようなものです。承認されることは誰でもうれしいですが、承認されることはあくまでも結果論です。承認されるからやりたいことは、本当に真のwant toでしょうか?と問いかけられるとわかると思います。

②は難しいのですが、過去体験に呪いがかかっている人にありがちなことです。例えば過去に自分が受験に苦しんだ、という経験がある場合、他の人に自分を重ね、無意識に昔の自分を救うためのコトに向かう人がいます。コーチングは、過去や未来を一切考えず、未来にだけ向かうためにあります。それは、未来のゴールにコンフォートゾーンを置くためであり、過去や現在に脳が向かうということを避けなければいけないのです。コンフォートゾーンの説明は下記をご確認ください。

③もありがちです。特にまじめで優秀な人に多いのですが、自分に完璧性を求めるため、できない能力やスキルに目がいきがちで、本当は他力に任せた方が良い領域なのに、そこをできない自分が許せず、能力を埋めるために頑張ってしまうのです。能力を埋めるために頑張ることは真のwant toにはなりえません。しかし、自身が埋めたいという想いが強いと、脳がやりたいことだ、と錯覚してしまうのです。

詳しい内容は避けますが、事例のクライアント様もいくつか上記の要素がありました。セッションでこれらを除き、自分の中の真のwant toを特定できたことでゴールを設定することができました。

コーチングのモニターを募集します

いかがでしたでしょうか。事例を用いながら解説すると、これまでの用語だけのnoteに比べて、コーチングセッションのイメージが沸いたのではないでしょうか。

ここまでのnoteを読んでいただき興味を持っていただいた方、これから書き連ねる他のnoteを読んでコーチングを受けてみたいと思った方に対してモニターセッションを実施させていただきたく思っています。

もし興味をお持ちいただいた方は、以下のフォームからご応募ください。

僕がコーチとしてクライアントにしたい人、つまり、コーチングを通じて変化を起こして欲しいと思っているのは以下のような人です。

・これまでの社会人人生をhave toに生きてきたのでwant toに振り切って生きようとしている30代40代のミドルレイヤー
・自分のwant toのために組織を離れ、フリーランスや起業を通して、自分の目指すビジョンに生きたいが、その一歩を踏み出せない人
・すでにフリーランスや起業を通じて活動をしているが、もっとさらに高いゴールを設定し、自分の生命時間すべてを集中して生きたいと願う人

※上記に該当しない人の応募も受け付けます。その際には、僕ではなく、適切な別のコーチを紹介します。

僕と全く面識がない方からのご応募もお待ちしています。当然、知らない人にコーチングをお願いするのは躊躇いもあると思いますので、僕はモニターセッション開始前に自己開示を兼ねて認知科学コーチングについてのアウトプットを始めることにしました。僕のことを知らなかったけど、僕のアウトプットを見て興味を持った方は、是非、以下のフォームからご応募ください。

モニターセッションも、これからのアウトプットも皆様の為になるように精進します。是非、お楽しみにしてください。


それでは今日も素敵な一日を!

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