あがり症のカクテルパーティー効果
カクテルパーティー効果という心理学用語があります。
これは、例えばカクテルパーティーのようなザワザワしたうるさい場所でも、自分が関心のある人の声や関心のある内容の言葉は、なぜか聞こえてしまうというものです。
人間はうまくできたもので、単なる聴力だけではなく、こういった特性も兼ね備えているのです。
しかし、一方でそれが苦手な方もいます。
特にアスペルガー障害などの発達障害者の方に多いのですが、逆に全ての音を拾ってしまって弁別できないんですね。
これは、結構な苦痛となります。例えば電話受けてて周りの声が聞こえるような時、混乱します。
全ての音が同時に同じレベルで聞こえてくるのですから。
発達障害者には感覚過敏のかたが多く、こういった方はきっと聴覚が過敏なんだろうと思います。
では、あがり症の方はどうか?
彼らもまた感覚過敏です。
というよりもむしろ自分のマイナスの感覚過敏といった所でしょうか。
自分の欠点やミスをまるでサーチライトで探しすかのように見つけて、その傷口を広げていくのです。
自分の鼓動や呼吸に意識を向けて、些細な変化に怯える。
声が震えたのではないかと、自分の緊張や不安による振る舞いを過敏に捉える。
相手の顔色を見て、硬い表情に過剰に萎縮する。
本当はできているところは無数にあるのにそれに気付かない、あるいは気づいても否定するんですね。
いやー、ほんと厄介な生き物ですねぇ、人間というものは。
自分にとってはとるに足らない、あるいは当たり前すぎて気付かない、実はそんな所にその人のお宝が眠っているということが多いです。
そんな自分の長所、強みをカクテルパーティー効果で探し出してみませんか?
いやほんと、ちょっとやってみて下さい。
耳をすましてね。
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