緊張と不安を静める正しいあり方
人が生きていく上で、様々な不安が当然のように湧いて出てきます。
経済的なもの、就職、家族関係、地震などの災害、異動、恋愛、結婚、老い、等々数え挙げればきりがありません。
いわば不安と共に生きていくのが人生と言えるのかもしれません。
また、不安があるからこそ人間はそれに対処しようと前に進んでいけるのかもしれません。
しかし、ある人達は、人生を取り巻くこの無数の不安に対処していくことに困難を感じます。
そこで考えます。
では、まずは最も優先順位の高い不安に絞って対処していくのが良いのではないかと。
なるほど、これが例えば経済問題なら一生懸命働くことであり、結婚なら婚活等々、具体的な行動に出て解決を図るでしょう。
しかし、全てのことにこのやり方でうまくいくのか?
答えは否です。
あがり症の方は先程の経済問題と同じように、沸き上がる不安を最優先課題と考え、これを取り除こうと一点に集中します。
そのため、余計なエネルギーは使わず、これさえなければという思考のもと、不安を否定したり排斥しようとあらゆる試みを始めます。
これを「防衛単純化」と言います。
しかし、ここで疑問が生じます。
不安や緊張をあってはならないと否定し打ち消そうとしても、そもそも感情は消えるものなのか?
そうです。感情を消すなどということは不可能なことなのです。
そして、これさえなければと防衛単純化してエネルギーを注ぐことが、逆に不安や緊張を巨大化させて手に負えない化け物に育て上げていることに気づいていないのです。
我々には、緊張してもいい、不安に思ってもいい、それ以上でも以下でもない等価の感情をそのままに体験していくことが必要なのです。
———————————————————————
※記事が気に入ったら、いいね、フォロー、応援よろしくお願いします。
※あがり症克服無料動画講座は下記より(全4回:超有料級!)