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「金融・商社・メーカーを見ています!」という就活生に気をつけてほしい2つのポイント
たけしです!
— たけしとさとし(大手orベンチャー論) (@TAKESATO_CAREER) May 22, 2020
近年は少し減った気がしますが、
「金融・商社・メーカーを見てます!」
っていう就活生、
「仮面ライダー・プロ野球選手・総理大臣になりたい!」
って言っている小学校1年生に近いものを感じる。笑
「志望業界は金融・商社・メーカーです!」
どうも、たけしです!
最近は少し減ったような気がしますが、こういう就活生がたまにいます。
体育会の学生や、地方の学生に多い印象です。
金融・商社・メーカー、全部バラバラな業界であるわりに、
その3つしか見ていないの、不思議ですよね。
「とにかく大きい企業に入りたい!」
もしかして、この記事をお読みのあなたもそうでしょうか。
気持ちは分からなくもないですが、
その軸のままで就活に挑んでしまうと、
結構危ういんじゃないか?と思っています。
今回はぼくが「金融・商社・メーカーに行きたい」を軸にしている就活生のなにが危ういのか?
気をつけていただきたい2つのポイントを記載します。
「もうちょっと真剣に考えねば!」
「別にその業界じゃなくてもよくない?」
こんな風に思い直すきっかけになれば幸いです。
気を付けるポイント①「金融」「商社」「メーカー」でも色々あることを無視している
たとえばひとくちに金融といっても、
銀行・証券・生損保でやっていることは大分変わってくるのに、
「金融志望です!」としか言えない人は、ちょっと危ないです…
(なお面接でも各業態の違いは深く聞かれます、その辺は事前に調べましょう)
商社だって、総合商社と専門商社でも仕事内容は異なるだろうし、
メーカーだって、扱う商材によって全く違うので、一括りにすることはできません。極端ですが、重工メーカー・化学メーカー・お菓子メーカー、どれも「メーカー」であります。
ビジネスモデル・社員の働き方・それぞれの社風、それ以外にも沢山の要素がそれぞれ異なってくるでしょう。
それぞれの違いを知って、
何故自分がそこを選ぶのか、
自分の言葉で語れますでしょうか?
本気で大手企業に入りたい人はこれらのことを当たり前に考えているので、
エントリーした会社に複数内定していくものです。
気を付けるポイント②とってつけた志望理由を話してしまう
「金融・商社・メーカーに入りたいです!」
という学生に
「何で?」って聞くと、
「〇〇グループの総合力がうんたら…」
「日本のプレゼンスがうんたら…」
「商品が好きだからうんたら…」
本気でそう思っている人は、いるっちゃいるけど本当に少なくて、
会社説明会やパンフレットの言葉を引っ張っただけだったり、感覚的なイメージの話になってしまっている人ばかりです。
ほとんどの人の本音が、
「大きい仕事ができるから」
「安定しているから」
「モテそうだから」
ただ、それだけだと企業へのアピールにはなりにくい。
仕方なく、とってつけたような志望動機をひねりだし、さも自分の体験に結びついているかのように話す練習をする。
やっていくうちに、
「おれは日本のプレゼンスを上げたいんだ…日本のプレゼンスを上げたいんだ…」
と、自分で自分を洗脳せざるを得なくなって、
「あれ、結局おれは何がしたかったんだっけ?」ってなる就活生が毎年多数発生しています。
自分がどんな人生を歩みたいか?から逆算して、最適な会社を選びたいものです。
なお、大手に複数内定していく人の中には
「おれは大きい会社で安定したいだけだから、就活では受かるために企業に求められる建前を言っているだけで、本音とは関係ない!」
ということを認めてしまって、
「自分の想いを殺して、面接官が聞きたい話だけを用意する」
この心構えのもとで就活を進めて、社会人になっている人もいます。
なお、それで入社して現在ハッピーなひともいれば、たいした理由もなく3年以内に辞める人もいるみたいです…
まとめ
今回の話で何が言いたいかというと、
「自分が知っていて、なれる可能性がありそうな中で、一番カッコ良さそうな選択肢を選んでいるだけ」
じゃないですか?ということです。
年収高そうだし、安定してそうだし、でかい仕事出来そうだし。
それって、子供の時から変わっていないですよね。
将来の夢は仮面ライダー!プロ野球選手!なぜならかっこいいから!
でも、それは無理だって薄々気づく小学生時代。
現実に目を向けて「サラリーマンになりたい」と言い出す高校生・大学生。
じゃあ、自分が知っている企業のなかで一番カッコ良さそうなのは?
そう考えた時に
金融、商社、メーカーらへんに入りたい!
って言いはじめるんです。
たけしです!
— たけしとさとし(大手orベンチャー論) (@TAKESATO_CAREER) May 22, 2020
近年は少し減った気がしますが、
「金融・商社・メーカーを見てます!」
っていう就活生、
「仮面ライダー・プロ野球選手・総理大臣になりたい!」
って言っている小学校1年生に近いものを感じる。笑
もっと早いうちから自分と向き合って、会社のことを調べていたら、
違った選択をする可能性だって大いにあるのではないかと思います。
憧れだけで決めるのは、辞めませんか?
憧れだけじゃなくて、
自分の人生をどんな方向でやっていきたいか、
そのために何の仕事をする必要があるか。
そんな発想でキャリアを選べたら、一生楽しく働けるんじゃないですかね!
最後に、漫画『BLEACH』に登場するキャラクター、『藍染惣右介』の名言を添えて終わりにします。
憧れは 理解から最も遠い感情だよ (BLEACHより引用)
大手に行きたいそこのあなたは、「憧れ」止まりで考えることをやめてしまってはいませんか?
就職活動に関しても、
憧れだけで終わらせるのではなく、
自分を理解し、会社・社会を理解したうえで、
充実したキャリアを選んでいきましょう!陰ながら応援しています。
それでは、よい就活を!
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最後までお読み頂き、ありがとうございます。
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では、次回noteもお楽しみに!