地獄の塩谷100キロウォークへのチャレンジ!(2回目)その5
【蕎麦を目指して!】
スタートの号砲と共に参加者が一斉にスタート。前回参加した時は、2時間の時差スタートがあったものの、今回はそれが30分に短縮。その結果、やはりスタート直後は渋滞状態となり、思うように進まない。
ここは焦らず、流れに乗ることに。
国道から田舎道に曲がったところからペースアップ。
というのも19.2キロ地点のエイド付近で、参加者特典でお蕎麦屋さんの割引サービス(300円)を行っているのだ。
しかし、40キロ地点の制限時間が比較的タイトで、無駄な寄り道は足切りに遭う危険性が増す。
しかしやはりここは寄ってこそのホニャラでしょ!ということで、前半はなるべく飛ばして時間を稼ぎ、蕎麦屋へ行くことにしたのだ。
アーミーは初の長距離歩行への不安からか、結構弱音を口に出していて少し心配。練習では最大20キロほどを歩いたそうだ。
ガンガン飛ばしはじめるえみポン。
ふと見ると、アーミーは程よいペースで歩く旅友を見つけてそちらと一緒に歩く模様。まあこのペースに付いて行ったらあとが大変だろう。
結構なペースだな…と思い、6km地点で時計を見ると10時半。スタートが9時半だったので、平均時速6km計算だが、最初の1kmぐらいはゆっくりペースだったことを考えると、相当速いペースだっただろう。
ちょっと落ち着いてペースを落とすようえみポンに伝え、そのまま歩く。
9.4キロ地点のエイド手前の登り坂で、チームミンタロのガクちゃんが猛スピードで追い上げて抜き去る。前回参加した時には23時過ぎにゴールしていた猛者。
スゲーな~と思いつつ、エイドで頂いた炭酸まんじゅうを歩きながらパクパク。
さらに、ミンタロハットオーナー、ヒデオさんも抜き去る。「たけるさんたち、充分速いですよ」と穏やかな笑顔で言い残していくが、いやいや、楽々追い抜いていく方から言われましても(笑)
これで60オーバーなのだから、頭が下がる。
さらに15.4km地点のエイドでは、から揚げが提供!「好きなだけ取っていって~~!」との言葉に、串に3つほど頂いて、暖かいから揚げをモグモグ。
19.2km地点、西古谷公民館に到着。
ここで少しコースから外れて、蕎麦処やまねへ。
参加者特典もあるので、混雑しているのでは?という予想に反し、だれもそちらへ向かわない。
それなりにペースが速い集団だし、みんな、マジメにゴールを目指しているのだろう。
お店の方や奥のいろりで団欒していた地元の方が、炭火のそばで温まりな!服も乾かして!と、とても優しく迎えてくれたのが、雨で冷えた身体に染みた。
勿論お蕎麦の味も絶品。あまり時間ロスも出来ないので、ゆっくり出来ないのが残念だったが、元気を頂いて再出発だ。
【雨中敢行】
23.6km地点では恒例の豚汁を。
先ほど乾かした服が、再びずぶ濡れ。どうも、僕が持ってきたカッパは安物なのか、防水性が良くない。少し食欲が低下気味なのが不安だが、ゆっくりと、時間を掛けて流し込む。
続いて26.8km地点!
道の駅しおやに到着だ。ここで全体の4分の1まで来たことになる。雨の中を歩いてきたこともあり、前回と比べ、疲労度が高いように感じられる。
嬉しかったのは、ここでエイドにイチゴが登場!どれだけでもどうぞ!ということなので、嬉しくて幾つもただく。
前回は秋だったから無かっただけで、やはり春には登場するのか。疲れた体にイチゴの甘酸っぱさは染みますな~。前回は暑かったのでソフトクリームを食べたポイントだが、勿論今回はパス。トイレ休憩も挟んで出発だ。
この時点で15時半。13km先のチェックポイント、上平ポケットパークの制限時間は19時。これならなんとか、間に合いそうだと判断できる。
佐貫大仏などを左手に見ながら、鬼怒川沿いを歩く。
晴れていればスマホで写真を撮ったりしながら歩きたいところだが、中々そうする気も起らない。
上平ポケットパークが遠くに見えてきたところで、ヤバい…トイレに行きたくなってきた。途中の佐貫公民館でやはりトイレに行っておくべきだったか。猛然と襲い掛かる尿意に耐えながら、どうにか上平ポケットパークに到着した。
エイドのおにぎりを食べながら休んでいると、結構リタイアします…という人が多い。やはり雨の中歩くのは過酷な環境。完歩率はどれぐらいになるだろうか?
ここでアーミー他、ミンタロハットの面々も。僕らが道の駅で休憩している間にいつの間にか追い抜かされていたようだ。
もう暗くなる時間なので、ヘッドライトなど夜間装備をしっかりして出発だ。