MINI4WD LIFE -ミニ四駆つくりまくりハピネス-
ミニ四駆づくりを楽しんでいる。コンデレ作品を主に製作している。私は模型製作の一環として行っている。「ミニ四駆だけを極めた人」にはまだまだ太刀打ち出来ない稚拙な作品達ではあるが、ここに私の作品を紹介しようと思う。気づいたら色んなマシンを製作していたぞ。「ミニ四駆をつくりまくるとハッピーになる」を合言葉に、いざ、あなたもミニ四駆を作ってみよう。
初めに [レーザーという名の部品・無機物に宿る命の光]
ミニ四駆、ロードスピリットの製作に取り掛かろうとしている。いつもはボディを塗装してオリジナルカラーにしてしまうのだが、今回は指定のカラーで完成させようと思う。ナイトネオンカラーエディションが特別気に入ったのだ。グレードアップパーツのコーディネートに思い悩んでいたら1日が終わっていた。それでも何かやらねばとこの記事を書いている。速いミニ四駆を作るより、ドレスアップの方が得意である。素組みのスタイルを大事にしていかにカッコよくするか、という事にこだわるなど構想を固めているところだ。レーザーミニ四駆、ロードスピリット最大の特徴「レーザーパーツ」これはスタビライザーポールやブレーキの役割を果たして走りを良くしてくれる働きがあるし、ルックスもカッコいいので是非取りつけたくなる。ネット上でしか見たことは無いがデジタルコースで走らせたレーザーミニ四駆はレーザーパーツが「小さな光の翼」の様で、残光を残しながら走る姿は無機物なのに命を吹き込まれたかの神々しさがある。まだ登場して間もないレーザーだが、一気に普及した印象はある。戦略上手なタミヤさん。しかもミニ四駆公式さんからの新製品等の新情報は止まらない。つまりメーカーさんとユーザーの手で進化し続けている。ミニ四駆は今後も新しい可能性を無限大に含んでいると言えるだろう。
コンデレ作品1幕(B-MAX編)
グレーアップパーツはB-MAX仕様である。自分の中で出来る限りのフル装備だ。ドレスアップは得意だが、走りには疎い。それでも最寄りのステーションで走らせたところ、なかなか良い走りをした。「グレードアップパーツを付けること」はすぐにマシンに影響する。見た目も走りも変わる。どんどん取り付けていく事が楽しい。作る楽しさ、走らせる楽しさ、ミニ四駆にはハピネスが詰まっている。
デュアルリッジJr. クリムゾンファイヤ
まずは渾身の作(自分比)のデュアルリッジJr.から紹介しよう。これはツイッターで募集していたミニ四駆公式の「JC2021コンデレ1」に出品した作品である。
と、コメント。公式の力でフォーカスされていいねも沢山付いた。田舎なのでショップが遠くて限りある環境のなかの製作。パーツは満足には選べない。しかしできる範囲で頭を捻らせ、手持ちから手当たり次第にパーツを厳選して上手くまとまった作品だと自負している。デュアルリッジJr.はもともとやまざきたかゆきさんのデザインが飛び抜けて優れているので、自分でも惚れ惚れしながら振り返るカッコよすぎるマシンだ。
ランチボックスJr. ファーストドリップカスタム
これはJC2021コンデレ1に出すか迷って、出さなかった作品だ。私はよく#ミニ四駆や#mini4wdでツイートしている。ツイッターで一人でいきがって得意げになっているので自重しようと思ったのだ。今思えば出してもよかったと思う。勝手な判断は禁物だ。それによって大きなチャンスを逃すことになるなんて尚更だ。少ない確率でも、もしかして賞を取れたりしていたかもしれないのだ。このランチボックスはステーションのコースで走らせたところ、物凄いオーラを纏っている様に見えた記憶がある。走らせた後の汚れた白いタイヤは、新しい白いスニーカーを履いて汚れた後の様な味があった。紫のボディに黄色いライン、デカールの貼り方もファッショナブルだ。せっかく作った作品はアピールしないともったいない。
コンデレ作品2幕(好きなバンド編)
自分の好きなバンドをテーマに作ったコンデレである。バンドのテーマカラー、そのバンドが出したCDのイメージカラーに合わせた。もはや「好きにする」の極み。現在製作中のものも含めて紹介しよう。
キノコホテル ミニ四駆
キノコホテルのミニ四駆である。個人的にイチオシのバンド。GS好きならたまらないそのサウンド。お見事な才能の塊のキノコホテルの総支配人、マリアンヌ東雲様率いるキノコホテルに相応しい、「赤と黒」のコンビネーションカラーで仕上げてみた。と、いうのも赤と黒は相反するイメージどおしなのだ。赤は活発的なのに黒は収縮するイメージがある。矛盾した精神を持ちその葛藤から出てくるアクの様な、愛とは対極なものを歌うキノコホテルの楽曲を表現できているだろうか?キノコホテルについて語ってしまった。皆様も好きなものを詰め込んだコンデレを作ってみるのがよろしい。きっと良いものが出来上がるはずだ。
奥儀 ミニ四駆
キノコホテルのアルバム「マリアンヌの奥儀」をテーマにしたミニ四駆。ボディはアバンテでチャレンジしてみた。キノコホテルについては先の通りだ。アルバムのイメージカラーは「金、銀、黒」等だ。ゴージャスだけどシックに仕上がった。スパイクタイヤもいい感じだ。ひと昔前のマシンをイメージしつつ現行パーツで締めた。お水系でパンクでロックな雰囲気だと思う。「暗くて黒い光、こんな輝き方もある」という前向きな想いを発している。そしてアングラだ。
TOKYOPOP ミニ四駆(現在ボディ塗装中)
アーバンギャルドのアルバム「TOKYOPOP」をテーマにしたミニ四駆。ニューウェーブを聞くようになり、最近になってこのバンドの楽曲の本当の良さがやっと分かりつつあるところである。各楽曲のクオリティは天才的だ。多くの曲を作詞作曲している松永天馬さんはバンド内ではからかわれがちだが、私はこの人天才だと思っている。ボーカル、浜崎容子さんの歌声、美しさ、これまた天才的だ。おおくぼけいさんの高い技術のキーボードも相まって成立している。あまりバンドについて言うと自分だけが好きなものの押し売りみたいになるのでここまでにしておこう。シャーシは出来ている、マシンは納得のいく出来に成りつつある。
コンデレ作品3幕(その他編)
自由に作ったコンデレ作品。自分の感性のおもむくままに。どのマシンも個性があって面白い。
ビッグウィッグ・スノーマン
冬、ツイッター上で開催された「絶版コンデレS」にエントリーした作品だ。
と、コメント。当初アルミインフィニティと名前を付けていたが冬らしいスノーマンという名前に変更した。ステーのアルミ製旧パーツが今見ても新しい。ミニ四駆が好きな人の集まりは空気が良い。好きというピュアな気持ちは何にも代えがたい信じられるものの一つだ。忘れてはいけない大切なものを一つだけ持つとしたらやはり愛だろう。好きは愛の始まりだ。しかしミニ四駆好きやモデラー等の技術を持つ人は愛を通り越して「変態」になる事がある。必要以上にこだわりすぎてもはや誰にも真似出来ないものを作り上げてしまうのだ。こういう良い意味での変態も愛なのだが私は全く太刀打ち出来ない。頭が下がる一方である。#全日本変態モデラー選手権開幕 というタグが凄かった。上には上が居る。
アスチュート漆 スピードタイプ
ポリカーボネートの塗装にリキテックスが使えると聞いて使ってみたところ、失敗してたまたま漆の様な雰囲気のボディになってしまった、怪我の功名である。カーボンのステー等を切ってシャーシに組み込む技術が無いのでグレードアップパーツはポン付けだ。コースで走らせると提灯は良い感じで機能していると思う。しかしタイヤが大きいのかしばらく走ってコースアウトする。ステーションが遠く、コースで走らせられる環境も限られている。これが自分の精一杯の改造だ。マシンが出来上がる喜びは平等に与えられるのではないだろうか。私としては自慢の愛車だ。
レイスピアー・ランダムポルカドットスペシャル
フリーハンドで水玉模様を手書きし、なんだか毒のある生き物の模様の様に仕上がった。水疱瘡みたいなブツブツだ…、取り扱い注意喚起が必要だ。そのくらいヤバい…このマシンはヤバい。何故か?カッコいいからだ。これまたやまざきたかゆきさんのデザインが素晴らしい。レイスピアーはカスタムしても素でもカッコがイイ。コイツに更に改造を加えることもでき楽しみの拡張性があるマイマシンだ。ストリート感があり似合うとしたら街は「裏原」だろうか。アンダーカバーなどのドメスティックブランドにちなんでドメスティックマシンとでも呼ぼうか、最高だ。100均、セリアのミニ四駆に丁度良いボックスに入れて持ち運びしている。
ファイヤードラゴン 90s
90年代がリバイバルしつつある。このマシンは手を加えずにつくった道楽の作品でもある。お店から家が遠いし交通利便上ステーションにも行ける日が限られる。とにかくパーツを選ぶのに制限がありコンデレでは鉄則の「パーツの色を合わせる」という事が難しい。それを破るのにカラフルなパーツの色合いにして、ポップにしてみた。グレードアップパーツは結構惜しみ無く投入している。ローラーの幅が自分の体感取り付けにくい17mmだったり旧パーツも付けたり、道楽としては自分なりに頑張った方かなと思う。90sっぽいおもちゃのレーザー銃、サザエボン、ビーダマン(のパチモン)と、当時の要素で撮影。ハイパーヨーヨーも入れて撮りたかった。家にあったのだ。いかんいかん歳がバレる…。
最後に [沢山の画像を見ていただきありがとうございました]
振り返れば思ったより製作したマシンは増えていた。「つくりまくりハピネス」になったかなと思う。ミニ四駆は小学生の頃から嗜んでいる。フルカウルミニ四駆世代で大人になりブランク期間は10年以上あったものの、アストラルスターで復帰を果たした。最近は実車のようなマシンもあるのかと自分のなかでは画期的に思えた。復帰して間もなく「どノーマルのアストラルスター」でレースに出た。周りの人は皆、自分で工夫してカットしたポリカボディに提灯、ヒクオ、カーボンを削り出してスタビを作って取り付けている子供さんも居た。「頑張った」とのこと。地元でもこんなにミニ四駆を改造している人ばかり居るのかと驚いた。自分のノーマルのマシンは恥ずかしかったがレーサーは皆優しかった。タイヤを塗装していたのでそこは褒めてくれた。昔を思い出したのか私のマシンをうっとり見つめているレーサーも居た。復帰後の初レースは思い出に残った。小学生の頃から磨いているものは大人になってからも磨くと人一倍輝くと思う。「続けることの大切さ」はミニ四駆が教えてくれた(ブランク期間はあったが)。続けているので自分でもそれなりのものが作れているのではないだろうかと自負している。いつまで続けられるか分からないが、これからも模型の一環として、ミニ四駆を続けていきたいと思う。皆様も頑張ってください。
それではこの辺で。アディオス!!