いまなぜ「防衛増税」が提起されるのか?
先週になって突如、防衛費を増やすために増税することが提起された。
防衛費を増額してどんな防衛装備品を整備するのかも詳しく示されていないのに、その請求書だけを増税という形で国民に回してきた、という受け止めもあるだろう。
なぜこんなことになったのか。
そもそもは、防衛費の増額に躍起になっていることに起因している。しかも、現行の防衛計画は2023年度まで有効だが、それを1年前倒しして新た強い防衛計画を(防衛費の増額を盛り込んだ上で)今年内に決めたいという思惑がある。
しかし、財源が確保できなければ防衛費を増やせない。国債増発ではなぜだめなのか。
こうした交錯した議論について、下記の拙稿では詳述している。