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先が見えない予算案の衆議院通過に、もしかすると奥の手が…

2月に入り、衆議院での予算審議が佳境を迎えつつある。

少数与党内閣の第2次石破茂内閣が提出した2025年度予算政府案。憲法60条の定めにより、予算案は衆議院で先に審議される。そして、その衆議院では与党は過半数割れをしている。

石破内閣は、一部の野党と衆議院で賛成することに合意せずに、予算案を国会に提出したため、本稿執筆時点で予算政府案がそのまま衆議院で可決する見込みはない。

野党の主張を飲んで予算案を修正するとしても、その修正には最低でも1週間はかかる。

「103万円の壁」を178万円まで引き上げるならば、兆円単位の予算案の修正が必要だが、それほどの規模の修正は前例がない。しかも、予算案の修正だけでなく、内閣があわせて提出する税制改正法案までも整合的に修正しなければならない。

では、石破内閣はどのようにして予算案の衆議院通過を図ろうとしているのだろうか。

前例がないだけに推論するしかないのだが、1つの可能性として「奥の手」について、下記拙稿では詳述している。


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