経済財政白書が、歳時記的に今年も7月23日に公表された。夏の風物詩の1つである。
今年の経済財政白書は、何かと「日本的雇用慣行」についての踏み込んだ分析に注目が集まるが、それだけではない。
特筆すべきところは、消費増税を10月に控えて、それにまつわる分析と現状考察である。これは「忖度なし」と言っていいだろう。
白書ながら、各国の付加価値税率(消費税率)を横並びに国際比較した図を示し、日本は10%にしてもまだ低い方であることを示したことである。
図をみれば物語っているから付言するまでもない。今年の白書の醍醐味は、ここにあるといっていい。
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