〈経済論壇から〉財政拡大と赤字巡り議論 アベノミクスの成果を問う/働き方改革と生産性の関係
日本経済新聞の毎月最終土曜日の読書欄にて、今月の経済論壇で取り上げられた論考を紹介する「経済論壇から」。今月の論考として、
●財政赤字拡大容認論をめぐる議論に関連する論考
田代毅・ピーターソン国際経済研究所客員研究員とオリビエ・ブランシャール・ピーターソン国際経済研究所シニア・フェロー(日本経済新聞10月7日付経済教室)
星岳雄・東京大学教授(日本経済新聞10月8日付経済教室)
植田健一・東京大学准教授(日本経済新聞10月9日付経済教室)
佐藤主光・一橋大学教授(週刊東洋経済10月26日号)
●アベノミクスの一環で実施されている異次元緩和政策と地方創生に関する論考
才木あや子・日本大学准教授(週刊エコノミスト10月22日号)
小峰隆夫・大正大学教授(週刊東洋経済10月5日号)
●働き方改革による長時間労働削減が生産性や健康経営にもたらす影響に関する論考
黒田祥子・早稲田大学教授(Wedge10月号)
金藤正直・法政大学教授(週刊エコノミスト10月29日号)
今月は、上記以外にも、介護、M&Aに関する論考にも興味深いものがありましたが、これら3つのトピックスを取り上げました。財政赤字拡大容認論は、今後の世界経済の動向ともからんで、さらに議論が交わされることになるでしょう。