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シェディング防衛を考えるグルタチオン中(グルタミン酸)

※医療関係者ではなく、素人がまとめた記事になります。医薬品を進めるものではありません。医薬品をお求めの方は別サイトへ移動お願いします。

 本記事は、トリペプチドであるグルタチオンの一つの成分『グルタミン酸』について深掘り、少し考察を混ぜたものです。





始めにグルタチオンとは


ヒトの細胞内に元から存在している成分
・肝臓、腎臓、肺、目、皮膚など全身の細胞に存在している。
体の中で自然に生成される
加齢やライフスタイルなどで生成が減少していく。
・活性酸素の中和、活性酸素とは老化を早める原因の一つ。老化防止。
・細胞の保護と再生
・免疫細胞の活性化を促進する
・アンチエイジングに重要
・疫病予防になる
肝臓での解毒効果促進
・重に重要な役割を持つ
以上の重要な役割を持つアミノ酸化合物で、アミノ酸の1種です。
グルタチオンは大きく3つの成分に分かれ、
グルタミン酸」「グリシン」「システイン」の3つの成分で構成される。





グルタミン酸の身体への効果


 代謝において主要なアミノ酸で、細胞のエネルギー供給の主要な経路であり、グルタミン酸はその鍵である。エネルギー生成、窒素代謝、神経伝達、身体の基本的な生理機能に寄与している。
また、脳の正常な機能を支えている、広範な分布と多様な受容体(NMDA受容体、味覚受容体など)への作用、学習や記憶といった高次の認知機能に関連するシナプス可塑性に深く関わっている。更に、神経系における興奮性神経伝達物質としての働きにより、多くの薬理学的作用を持つことが知られている。他には、窒素をアンモニアに変換して小便として排出する役割を持ちます。色々書いてあったが、簡単に言うと、脳の神経系、身体の生理機能において重要な役割をはたしているらしい。


グルタミン酸が含まれる食品


 自然界に広く存在し、食品の味覚において重要な役割を果たしているグルタミン酸。特に、食品中の自由型グルタミン酸は、独特の「うま味」を引き出すために不可欠。うま味は、甘味、酸味、苦味、塩味、に続く「第5の基本味」として知られ、料理の風味を豊かにする。舌の味覚受容体が刺激され、深い味わいが生まれる。
特に豊かな風味を持つ理由として、自由型グルタミン酸がうま味受容体を刺激し、濃厚で複雑な味覚体験をもたらす。もともとその成分の受容体があるって、重要な成分の証だと思います。熟成チーズ、トマト、醤油、味噌、魚介類、昆布などに高濃度の自由型グルタミン酸が含まれている。タンパク質がアミノ酸に分解される際に生じるため、発酵食品や熟成食品で特に顕著に存在する。ま味は他の味とは異なり、食べ物のコクや深みを強調する役割を持ち、料理全体の味を引き立てる効果があります。うま味の存在は、食材の自然な風味を活かすための基本的な要素とされており、料理の質や美味しさを高めるには重要な概念として広く認識されています。


MSG(味の素)


この「うま味成分」のグルタミン酸と、塩化ナトリウムを結合させた風味増強剤が味の素、MSGだ。1908年、科学者で東京帝国大学の教授:池田菊苗が、昆布の出汁を蒸発させた後に残った褐色の結晶を研究、それがグルタミン酸であると突き止め、池田はこの結晶がもたらす独特の風味を「うま味」と名付け、グルタミン酸が多くの食品に含まれるうま味の主要成分だと発表し、食品科学に大きな影響を与えた。
池田はさらに、グルタミン酸と塩化ナトリウムを結合させて、現在でも広く使用されている味の素(グルタミン酸ナトリウム、MSG)の製造方法を特許取得、以来、工業的に大量生産されるようになったそう。MSG味の素は、少量でも食品の自然な風味を増強し、スープ、ソース、スナック菓子など多くの加工食品に添加され、味を引き立てる役割を担っていて、全体的な味わいを豊かにする効果がある。よく食品の裏を見ると書いてある「調味料(アミノ酸)」または「調味料(アミノ酸等)」というのがMSGであり味の素らしい。だいたい入っているのが以下

·顆粒だし
·コンソメ
·だしパック
·塩コショウ
·ポン酢
·めんつゆ
·マヨネーズ
·ケチャップ
·ドレッシング
·カレールー
·麻婆豆腐の元
·味付け海苔
·うめぼし
·スナック菓子
·せんべい

この他、多数の食品に含まれます。



 世界保健機関WHOや食品安全機関が評価し、適量であれば健康への影響はないとされ、世界中で広く利用されているとの事。この風味増強剤、味の素ことグルタミン酸ナトリウムでMSG、WHOは“適量であれば健康への影響はない”と謳ってる事から、適量を超えると知らないよ。とも読み取れます。個人的にあんまり体によくないと聞いた事もありますが、小さいころは、卵に醤油と味の素を混ぜたものをご飯にかけた、卵かけご飯にしてよく食べてました。添加しているナトリウムが塩化ナトリウム99.9%だからか、グルタミン酸の過剰摂取となってしまうのか定かではないですが、近年の精神疾患の多さは、うまい物がすぐ手の届くそこかしこに溢れかえっていて、ついついお菓子やら美味しいと感じるジャンクなものを食べすぎてしまうことが関係しているような氣がしてきました。
とても重要な役割をする成分とはいえ、何事も摂りすぎは良くないのかグルタミン酸も例外ではなく、過剰摂取はCaイオンの過度の流入を引き起こし、細胞内の代謝異常や酸化ストレスを誘発、神経細胞の損傷や死滅などを引き起こし、アルツハイマー、パーキンソン病、脳卒中、外傷性脳損傷後の神経損傷、神経変性疾患の進行が加速するなど、重大な病気や精神疾患を引き起こします。正しく機能しないと神経系の異常、神経変性疾患の原因となる事もあるそうです。
そしてGABAの先駆体でもある。GABAは不足すると、不安障害、てんかん、統合失調症、など神経疾患が引き起こされる事がわかっているとの事。このように、不可欠な物質だが摂りすぎても毒となってしまい、バランスよい食事が大事なのが伺えますが、現代はとても便利な時代、冷凍食品を電子レンジですぐにおいしく食べられ、コンビニに行けば豊富なお弁当やお菓子、デザートも充実しており、日本全国どこに居てもおいしい外食があちこちにある。バランスの良い食事ならいいが、摂りすぎ食べすぎによって引き起こす神経変性疾患があるというのも知っておきたい所です。
以前、NACを深堀りしたときに、NACがグルタミン酸レベルを調整してくれるとの事でした。それだから、現代人のうまいもの食べすぎちゃうゆえの精神疾患にもNACが有効と言われ始めてるのかもしれません。グルタミン酸を調べてみましたが、もともとは日本の文化に深く根差したうま味成分であった事、この成分を、他の食材や発酵食品などの酵素とバランスよく取っていた事で、日本人は健康だったと予想しますが、私はちょっと日本人びいきな所もあり、きちんと歴史を勉強してないので断言はできません。昔何かで見た、信長が濃い味の料理より、薄味が好みだったというのは、素材本来のうま味が好きだったのではないかと思えてきました。
グルタミン酸という成分がその時は判明してなくても、濃い味すぎると、バランスがおかしくなって身体に悪いと野生のカンでわかっていたのかもしれません。といいつつ、家族でご飯食べた後にみんなでお菓子パーティーをしている私が言えたもんではないのですが、なるほど、若い時ご飯を食べずお菓子で済ませていた時期の肌荒れニキビが半端じゃなかったのと、なんかツンツンしてたのはグルタミン酸の摂りすぎだったのかもしれません。
 その後も、ご飯をちゃんと食べるにしても、夜勤やってはカップラーメンやらコンビニ弁当を食べていた時期は太ってしまい、食べものに対する感謝もなく、ちょっと噛んで呑み込む、食べるというより飲むような食べ方をしていました。その時は若かったから大きく体調を崩すこともなかったのですが、蓄積してしまったものは多かれ少なかれあるのかなとは思います。今、いろんな情報を取って少しずつ軌道修正しているからいいものの、何も考えずにジャンク品ばかり食べていたらあと数年で病気になっていたかもしれません。
グルタチオンの一つの成分、グルタミン酸がうま味成分で、お菓子やジャンクフードには化学的に合成されたグルタミン酸ナトリウムが入っていて、昆布や梅干し、味噌などには自然のグルタミン酸が入っている。タマネギやアリウム属の食べ物を食べるとNACが入っていてる上に抗酸化作用もあり、グルタミン酸の調整をしてくれるという事が今のところわかってきました。
私達は食べたものから出来ているとはいえ、毎回生で野菜にかじりついているわけでもなく、お米はおいしく炊いて、みそ汁を作り、発酵調味料で煮物を作って、漬物を保存して食べてきましたが、どうしても飽きというものが来るので、外国から伝来したものを更においしく改良してしまって多様化し続けてきた民族でもあり、おいしい食事を楽しむという面では世界一なのかもしれません。
その日本人になじみ深いうま味成分のグルタミン酸、加工食品にも、その他の食品や調味料にも当たり前のように入っている、「アミノ酸等」と記載されているこの成分のその作用を知っておき、食事が体を作っているという意識を持って、季節の物をおいしく料理して食べていきたい所です。
あとは食事に対しての姿勢、私はおにぎり🍙2つをお昼休み45分かけて噛むことにしたらとても調子がいいです。ごはんって、こんなにおいしかったんだと思えて、食事の時間が大好きです。つまるところ、前途した季節の旬の物を食べたり、昔ながらの保存食を作るようなおばあちゃんの知恵袋であったり、失われつつある伝統文化と伝統料理を呼び起こす事が急務で、おいしく感謝して食べる事も、自衛でありシェディング防衛なのではないでしょうか。

最後にグルタミン酸の1日摂取量目安と、食品をご紹介します。


グルタミン酸1日摂取目安量 1Kgあたり30mg 50Kgで150mg

グルタミン酸含有食品ランキング
出典:FOOD POCKET

↑おすすめサイトです。
仲田 武生



参考HP↓

https://zattapo.com/glutamic_acid/


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