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写文集「 そうだったのか! 一乗谷 」

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こんなこと、あんなこと、知られざる情景を現場百ペン主義に基づいて写真と文章で綴った記事を集録しました。(随時、記事を追加していく予定です。このマガジン自体は現在も今後も有料ではあ…
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2023年10月の記事一覧

一乗谷を撮り始めた頃

 2008年春から国特別史跡「一乗谷朝倉氏遺跡」(以下、「一乗谷」と表記)を撮り始めました。そのきっかっけについてはこの「note」でこれまで数回、述べてきましたのでここでは省かせていただきます。  私が撮り始めた頃は、すでに国特別史跡ではあったのですが、まだ知名度が低く、観光客や見学者は少なくて、写真愛好家さんに出会うことも稀でした。  その時分からまだ16年にしか経っていませんが、「十年一昔」とはよく言ったものです。  振り返ってみますと、一乗谷を舞台とした某電話会社の

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「いのち」

 国特別史跡「一乗谷朝倉氏遺跡」(福井県)の平面復原区、その石塁上でつい先日わずかな彼岸花を見つけました。

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惜別

 世界的な和太鼓奏者、車屋正昭さんが逝ってしまった。  知ったのは数日前のことである。友人から「お前は車屋さんと仲が良かったんだろう。インスタや「note」でなんで触れんのや。冷たい男やなあ」と 言われてしまった。  追悼文は苦手である。美化された内容の文章もだめだ。この悲しみは心の中にそっとしまっておこうと思っていた。  でも友人から指摘されてみて、「そうか、車屋さんには申し訳ないが、私が感じた彼の実像の一端だけだがありのまま綴ってみよう」と思い直した。  私にとっては