マクドナルドで考えるSDGsマーケティングの有効性
今日、2022年10月4日にマクドナルドがストローを紙製に変更することで話題になりました。
この変更はSDGsへの貢献を目的と言っていますが、SDGsに貢献することがマーケティングにおいて有効かを考えてみたいと思います。
SDGsマーケティングのターゲット
SDGsマーケティングのターゲットはもちろんSDGsを意識して行動している人です。
では、SDGsを意識して行動している人は何割だと思いますか?
こちらの調査によると正解は1割です。
これは諸外国と比べると低い数値になります。
ではその人口の1割はどんな属性の人かというと、いわゆる意識高い系と呼ばれる人が多いです。
よって意識高い系の人たちへ新規にアプローチしたい場合はSDGsマーケティングが有効となります。
ですが、既存の顧客に意識高い系の人が多い場合に利用率が上がるわけではないです。
なので、スターバックスが紙ストローにしたのは間違いだと言えます。
各世代の1割は多いのか少ないのか?
各世代の1割というのは少ないように感じる方も多いと思います。
ですが、20代から60代までの1割というと人口で約700万人になります。
700万人にアプローチできるのは企業としては大きいです。
もちろん700万人すべてにアプローチできるわけではないですが、そのなかの1割の70万人が700円分購入すればそれだけで、約5億円になります。
マクドナルドの場合は成功か失敗か?
今回のマクドナルドの紙ストローは失敗といえます。
なぜなら、ネット上での反応でもわかる通り意識高い系でない層から反発されているからです。
その多くは紙ストローが使いづらく、味が変わってしまうというものでした。
ネット上での賛否の割合が反対8割といったところだったので、新規にアプローチできた人数より離れた既存顧客の方が多いと考えられます。
ではどうすればよかったのか
SDGsを意識している層にだけ響いて、SDGsを意識していない層には可もなく不可もない取り組みをすべきでした。
具体的には、SDGsに興味がある層向けの参加型プログラムを募集してみるというのが良いと思います。
そうすれば、SDGsに興味がない人は何も反応しないので既存顧客が離れることはないです。
まとめ
SDGsマーケティングで意識高い系の人にアプローチする際は意識高い系出ない人が無関心であることですべし!
おまけ
他にも多くの記事を書いているのでよければ見てみてください!
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