今話題のアムウェイの仕組みについて分かりやすく解説してみた!!
本日2022年10月14日に日本アムウェイ合同会社に6ヶ月の業務停止命令が命じられました。
しかし日本アムウェイ合同会社、通称アムウェイについて詳しく知らないという方も多いです。
そこで、アムウェイがどんな会社なのかとその危険性について解説していきたいと思います。
アムウェイの歴史
アメリカで1930年代の初め、リー・マイティンガーとウィリアム・キャッセルベリーという2人の男性が共同でニュートリライトという会社を創立しました。
ニュートリライトはサプリメント製薬会社ですが、ダイレクト・セリング・システムという現在のマルチ商法を用いた販促を行っていました。
マルチ商法のついては後程解説します。
1959年にジェイ・ヴァンアンデルとリッチ・デヴォスはニューリライトから独立してアムウェイを創業します。
彼らはアムウェイでも同様にマルチ商法を用いて洗剤など日用品の販促を行いました。
1994年にアムウェイがニューリライトを吸収して現在に至ります。
アムウェイのやるマルチ商法って何?
マルチ商法とは簡単に言うと、商品を買った人がその商品を別の人に売るとその利益の一部を得ることが出来るという仕組みです。
続いてアムウェイの具体的なマルチ商法のやり方です。
アムウェイ会員がアムウェイ商品を買うと商品代金の77%のPVというポイントが貰えます。
そして自分が紹介した人のPVも自身のPVに加算されます。
つまり、自分が1000円の商品を買っても、アムウェイを紹介した人に1000円の商品を買ってもらってもそれぞれ770PV貰えます。
そして月間のPV数に応じてキャッシュバック率が決定されます。
3万PVで3%、9万PVで6%、18万PVで9%、36万PVで12%、60万PVで15%、100万PVで18%、150万PVで21%となっています。
そして自分と自分がアムウェイを紹介した人の合計購入額にキャッシュバック率をかけた金額が手元に入ります。
ただし、自分が勧誘した人がもらう分のキャッシュバックは自分が負担します。
つまり、AさんとAさんが勧誘したBさんがそれぞれ3万円分の商品を買った場合、Bさんは3万円×3%で900円、Aさんは6万円×3%で1800円キャッシュバックされますが、AさんはBさんに900円支払うため実質900円のキャッシュバックとなります。
アムウェイでは儲からない理由
では、今度はAさんが一切購入せず、Aさんが勧誘したBさんが100万円分の商品を購入した場合どうなるでしょうか?
Aさんは100万円×18%で18万円、Bさんも100万円×18%で18万円キャッシュバックされますがAさんはBさんに18万円分支払うのでAさんは1円も儲かりません。
逆にどのような場合は儲けられるかというと、複数人勧誘した場合です。
例えば、Aさんが一切購入せず、Aさんが勧誘したBさんとCさんがそれぞれ100万円分の商品を購入した場合になります。
Aさんは200万円×21%で42万円、BさんとCさんは100万円×18%で18万円ャッシュバックされますがAさんはBさんとCさんにそれぞれ18万円分支払うので6万円残ります。
実はこの6万円はAさんとBさんCさんのPV率の差からきています。
200万円×(21%-18%)=6万円
というわけです。
つまり、アムウェイは複数人勧誘してかつPV率の変わり目のラインを超えなければ儲かりません。
アムウェイは人を不幸にする
では、仮にあなたがアムウェイで儲けたとしてそのお金を負担しているのは誰でしょうか?
それはあなたがアムウェイを紹介した人です。
つまりあなたがアムウェイを紹介した人からお金を奪っているということにもなります。
そしてアムウェイを紹介された人はその負担を更に誰かに押し付けます。
よって不幸の連鎖が続きます。
まとめ
アムウェイは多くの人を不幸にする会社です!
絶対に勧誘に乗らないように!!
また、他にも多くの記事を書いているのでよければ見てみてください!
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