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詩:キスの染み

君と口づけしている間は言葉は生まれないけれど

口を離せばやっと言葉が生まれ出てくる

キスでできた染み

たとえその染みを消したくて

何度洗っても

とれないからぼくは隠してしまった

しかしもし

染みが簡単にとれてしまったら

生きるのはつまらない



羽田光夏さんの詩「黒歴史」より着想を得ました。光夏さんありがとうございます!

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