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Vol.159 『木のいのち 木のこころ』

 ずっと読みたいと思っていたのですが、時間をかけて読むことができなかったのでそのままになってしまっていた本のひとつに『木のいのち 木のこころ』があります。

 冬休みの終わりかけのころから読み始めて、いま読み終わりました。最後には糸井重里さんも出てきたのでびっくりしました。

 この本は今まで読んできた本とは書きぶりがちがっていて、塩野さんが聴いた言葉をもとに書かれた本です。なので、西岡さんや小川さん、孫弟子の方々の姿が見えてきますし、直接お話を聴いている感覚で読み進めることができました。

 なによりも今回読んでいて思ったのは、人と自然って一体的なものなんだろうなぁと思ったことです。

 どこか人の成長を焦ってしまい、教え込んだり、できるようにさせようと訓練させたりしてしまうことがあります。そうしたときに「自然のすがた」というところを思い返すともっと時間をかけてじっくりかかわることへと立ち返ることができそうです。

 あと、西岡さんの職人としての生き方が素敵です。ここまでは難しくても、どこかで「これぐらいでいいやろ」と考えてしまう自分の弱いところを減らしていきたいなと思いましたし、西岡さんのようにまっすぐ突き進む姿勢をもちたいなぁと思いました。あこがれが強くなりました。

 さっそく、昨日『木に学べ』を買ってきました。

 また、機会をみつけてこれも読んでみようと思います。

 ですが、なによりも法隆寺に行きたくなりました。じっくりながめてみたいです。

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