学びの偽装について 第68回e-cala cafe

education
challenge
active
learn
act
教育について挑戦し、活発に学び、行動する
合体させて…

放課後に職員室で気軽にお茶やおやつを食べながら授業について相談するような雰囲気
学級や子どもたちのことについて語り合って、ほっとしたり、すっきりしたりする感じ
フランクに自由に、あーでもないこーでもないと考えを語り合う
明日からやってみよ!と前向きな気持ちになれる
そんな場にしたい

e-cala cafe
いーから かふぇ

#教育 #授業 #子ども #小学校 #e -cala cafe #学び

今日は学びの偽装について考えました。

1 学びの偽装について
佐藤学先生は、「学びの偽装を学んだふりをして学びから逃走する授業の崩壊」としています。「黙って真面目に黒板の板書を丁寧にノートに筆記している。しかし、全く無表情で何も思考していないし、何も学んでいない。一見すると「落ち着いている」ように見えるが、学びから逃走しているという視点で、授業崩壊の新しい傾向なのである。」と語っています。また、「伝統的な一斉授業を行っている教室では、ほとんどの子どもが学びの偽装を行っている」とも語っています。

2 インフォーマルな場の大切さ
子どもたちが学びの偽装をしないためには、子どもたち一人一人が思考していることを外化できる環境が必要だと思います。学んでいるふり、聴いているふり、考えているふりができないようにするために、他者からのかかわりや問いかけ等が必要だと思います。大人でも講義型のフォーマルな場だと、学びの偽装をしていることはあると思います。一方で、ワークショップ型のインフォーマルな場だと、必死に考えて、主体的に学んだという経験もあると思います。

3 子ども理解の重要性
といっても、子ども一人一人が本当に学んでいるのか、聴いているのか、考えているのかを見取ることはとても難しいことです。
普段、どんな様子で学んでいるのか、どんな姿勢で聴いているのか、本気で考えている時はどんな表情でいるのかなど、子ども一人一人の学びの姿を理解することが大切だと思います。

4 学び方を学ぶことの大切さ
子どもたちが主体的に学ぶことができるようになるためには、子どもたちが学び方を理解して習得する必要があると思います。
しかし、学び方を習得するためには、時間がかかります。さらに、子ども主体での授業は、当然、教師指導で指導したときよりも学習に時間がかかったり、想定ほど深まらなかったすることがあります。でも、教師が焦って答えを言ってしまったり、急に主導権を握り直したりしないで、長いスパンで子どもの学びを育てていくことが大切だと思います。
なぜその学習が必要なのか、なぜその学び方を習得する必要があるのか、子どもたちとその意図や意味を共有して、教科横断的に継続的に学び方を学んでいくことが重要だと思います。

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