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「自分の考えを持って働きたい」と改めて思う一冊

平井一夫さんの書籍「仕事を人生の目的にするな」は20-30代の若手向けに書かれた書籍かと思いますが、部下を持つリーダー層も理解を心掛けてほしい内容が満載でした。


概要

本書のキーワードは「自分軸」を持って生きると認識しました。

前回のレビューに通ずるところが多く、本書では仕事は「手段」であり、会社は「取引先」との考えに基づき、自分と会社の関係を説明されていました。これを実践するためのエッセンスのうちマインドと仕事の両側面でまとめてみました。

デンマーク人の考え方とも通ずるものがあり、2冊合わせて読んでも面白いと思います。

マインド編

本書から学んだ持つべきマインドは次の3つ。

  • 優先順位を常に意識する

  • 当事者意識を持つ

  • 鈍感さをもつ

優先順位を常に持つ

優先順位をもつことはどんな場面でも重要である。時間という資源は有限であり、1日に24時間しかない。この時間を仕事・家事、睡眠・休息、旅行・趣味に割り当てていくので、全てをやったらとても足りない。有限な時間をどこに割り当てるかを決めることは軸を持つ上で最重要だろう。

当事者意識を持つ

社会人経験が少ないうちは当事者意識を持つことは難しいかもしれない。しかし、これがあるとないとでは成長速度も違うし、他者からの見え方は大きく違う。自身でも改めて振り返りたいが、メンバーに当事者意識を持ってもらうことは改めて重要だと感じた。

鈍感さをもつ

自分の軸をキープしていく上では、「他者の目」や「文化や習慣」を気にしてしまい貫けないこともあるだろう。しかし、自分の人生は自分にしか責任を取れないので、ある種の鈍感力も必要。ぶれいない精神力を培っていきたい。

仕事編

本書から得られた気づきとして、次の3点は仕事にも活かしたいし、後輩にも伝えていきたい。

  • 専門性を磨く

  • 仕事「外」で刺激を得る

  • コントロールできることに集中する

専門性を磨く

専門性を磨く→自分にしかできないものができる→仕事が楽しくなる→専門性を磨く・・のループを回すことで、より仕事力を高めることができるようになるし、自身も深まるだろう。

仕事「外」で刺激を得る

仕事はある程度習熟してくると、マンネリ化してしまうこともあるだろう。ベストは尽くしつつも、同業他社のイベントやセミナーに参加したり、日常生活で旅行に行ったり、新しい情報を取り入れる工夫はしていきたい。

コントロールできることに集中する

様々なステークホルダが登場する仕事の場面では、コントロールできるものとできないものが必ず存在する。コントロールできるものには全力を費やすが、できないものに頭を悩ませたり、時間を使ったりすることは無駄でしかない。

取り入れたいこと

  • 人生における優先順位を設定する

  • 仕事「外」の刺激を求めて行動する

こんな人におすすめ

  • 20-30代の社会人歴が比較的浅い方

  • 上記の人たちを部下や後輩に持っている方



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