エンジニアのための「ビジネスを学ぶ。」3STEPと推奨書籍!
ご存知ですか?
ビジネスを理解できるエンジニアが圧倒的に不足しているという事実を。
安宅和人さんの著書「シン・ニホン」では、ビジネス課題をシステム設計につなげることができる人材の枯渇が叫ばれています。
ビジネス課題とサイエンス、エンジニアリングをつなぐアーキテクト的な人材が必要だが、ほとんどの会社で枯渇している。
(出典:安宅和人. シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成)
この状況は「エンジニアがビジネス知識を身につければ、市場価値を高めることができる」ともいえるでしょう。これは、ある意味チャンスですね。
私は、数々のシステム開発に参画。エンジニアとして、ビジネスサイドのメンバーとも多く議論を交わしてきました。そして、これらの議論についていくために多くの書籍を読み、ビジネス知識を身につけてきました。
今回、私が実践した「エンジニアがビジネスを学ぶ3STEPと推奨書籍」を紹介します。
■「ビジネスを学ぶ。」3STEPと推奨書籍
1 ビジネスに活用されるIT技術の全容を学ぶ。
エンジニアの「手持ちカード」を学びましょう。
推奨書籍:「武器としてのITスキル」
2 ビジネス課題の見つけ方を学ぶ。
「手持ちカード」を使いどころを学びましょう。
推奨書籍:「ジョブ理論」
3 ビジネス課題とIT技術のつなぎ方を学ぶ。
「手持ちカード」の使い方を学びましょう。
推奨書籍:「サブスクリプション」
さぁ、ビジネスサイドのメンバーから一目置かれるエンジニアになる準備はできましたか?
では、いってみましょう。
1. ビジネスに活用されるIT技術の全容を学ぶ。
ビジネスに活用されるIT技術の全容を学ぶために読んで欲しいのは、グロービス経営大学院が出版する「武器としてITスキル」です。
ビジネスサイドの皆さん向けIT入門書ではあるものの、エンジニアにとってもビジネスに活用されるIT技術について広く浅く網羅的に学ぶことができます。
エンジニアがビジネスを理解する入門書として最適な1冊です。
Amazon評価:★★★★☆(星4)
2. ビジネス課題の見つけ方を学ぶ。
ビジネス課題の見つけ方を学ぶために読んで欲しいのは、ハーバード・ビジネススクールのクリステンセン教授の名著「ジョブ理論」です。
「人がモノを買う行為のメカニズム」が理論的に紹介されています。ユーザの潜在的な要求を見つけて「システムで何をするか」を決定していくため理論を学ぶことができます。
事例も多く紹介されているため「読み物」としてもめちゃめちゃ面白いです。PMやPOを目指すエンジニアの必読書といえる1冊です。
Amazon評価:★★★★☆(星4.4)
3. ビジネス課題とIT技術のつなぎ方を学ぶ。
ビジネス課題とIT技術のつなぎ方を学ぶために読んで欲しいのは、Zuora社ティエン・ツォCEO(元Salesforce)の著書「サブスクリプション」です。
世間を席巻しているサブスクリプションサービスについて、そのビジネスとシステムのアーキテクチャを学ぶことができます。この本もめちゃめちゃ面白い。
個人的に、本書は「ジョブ理論」を実践するための技術書であり、ビジネス課題とITをつなぐ具体論が示された1冊ではないかと思います。
Amazon評価:★★★★☆(星4.2)
お礼とお願い
読んでいただきありがとうございました。
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